私はまだ幼い三姉妹の母。
ここ最近ビックリされることがある。
乳がんになっても出産できるの?!
そりゃそうだ。
私も乳がんになったとき最初に頭をよぎったことは赤ちゃんのことでした。
癌になると子どもが産めなくなるという固定観念が物凄く強くて、お医者さんにもたくさん聞きました。
今はそれどころではないよ。
とにかく元気にならないと。
まずはそうですよね。
周りはどんどん結婚していく。
なのに私は治るんだか治らないんだか。
果たしていくつまで生きられるのかも誰もわからない。
答えがない苦しみはやっぱりダメージが凄いです。
でも、途中で気が付きました。
人間はいつか必ず死ぬ時が来るんだ。
それはみんな同じなんだな。
だから、生きてる間に沢山もがいて自分で楽しくするしかない
こんな性格で良かったなと振り返るたびに思います。
ある程度考えまくって一周りするともう、踏ん切りがつくというか。
誰よりも楽しんでやる!!
※仕事もこんなに長い休みは一生ない!
と思って、普段できないラジオのパーソナリティになったり、好きな運動を毎日やって、大好きな文章を毎日書いて。
限りある時間をめいいっぱい楽しむことができたと思います。
20代前半から38歳のに「完治と言ってもいいかな」と言われるまで10年以上も本当に長かったなと思います。
ある程度、フルコースの治療(抗がん剤、放射線、ホルモン剤、摘出手術)を終え、治療を含み、体調が整うには数年間かかりましたが…。
1番の夢だったお母さんになることができました。
周りは不妊治療しかいないのでは?と思うくらいほとんどのお友達が数年も頑張ってきました。
不妊治療中の友人たちに言われたいまだに忘れられない言葉があります。
おめでとう癌になっても赤ちゃん産めるんだね本当に良かった。最近辛かったけど、ズンタロー目指して頑張ろうと思う
不妊治療。
経験がないので想像しかできないですが、私には耐えられない辛さだと思います。
待てども待てども来てくれない。
いつ来るのかわからない不安や身体へのダメージ、相手との気持ちのすり合わせ、少し想像しただけでも物凄く苦しい。
苦しい中、なんで私はできないのに。。と思わないかな。。と不安に思った私ははずかしくなりました。
祝福してくれたことも嬉しかったことを覚えています。
乳がんの治療は私には経験がないから。
これでもかこれでもかとこてんぱんにやられる日々、しかも死ぬかもしれない怖さは想像できないよ。本当に嬉しいよ。
と口を揃えてお話してくれました。
今は殆どの友人が不妊治療で無事に赤ちゃんに会うことができています。
可愛くて仕方ない、だけど本当に大変だよね。
幸せだねと会話ができることも本当にありがたいなと思います。
これからも色んな事が沢山あると思う。
それでも今まで通り、子どもたちとともに、家族みんなで生き抜いていきたいと思います。
さて、今日も行ってきます
ウイッグは買った後に装着して美容室に行くとカットしてなじませてくれます
それが楽しい!!
それでも浮くならターバンや帽子をかぶるといいですよ