抗がん剤治療でとても小さくなった悪性腫瘍。

触っても見てもわからないほどにこんなに小さくなったのに。。

切り取る部分は悪性腫瘍の外側から測って直径3センチは絶対に必要とのこと。

部分摘出をして術後1日半程だろうか。


手術した方の手を万歳してぴったり壁につけて上げ下げを繰り返し行うリハビリが始まった。

痛くてまず上がらない、これまた。

どんなに我慢しても上がらなかった。。。


15年近く経過した今でも違和感は残り、手術した方は突っ張ってるようで上げにくい。


退院したらすぐに放射線治療となった。


毎朝7時台に車を走らせ、先着順に放射線のある部屋の前に並ぶ。


私以外におばあちゃんと、入院してる小さな子供。

小さな子供はいつも看護助手の方がベットごと運んでくる。


こんなにも小さい子が大きな病気と闘ってるのかと目の当たりにすると、心が苦しい。

私がひるんでどうするんだ、頑張らねばという気持ちにさせてくれた。


おばあさんとは待ってる間いつもお話していた。

生い立ち、孫のことやこどものことも、時には戦争の話もしてくれた。


すっかり仲良くなったなぁと思っていたら治療費がつきたとおはなしをしていた。

(この前の記事にも書いたあのおばあさんです)

こんな方も中にはたくさんいるんだろうなと思うと、とても心苦しくなります。


仲良くなった患者さんとの思い出は全部覚えてるもんだなと思います。


順番が回ってくると、おおきな大きな機械の中に設置されているベットに横たわり、結構長い時間万歳して横になる。


消えないペンみたいなもので腫瘍があった場所に印がされていて、そこにピンポイントで放射線をあてる。


動かないでねー。と言われて最初はものすごく緊張していたのに。。


なんと。。気がついたら2日に1度のペースの勢いで寝てしまっているチーン


技師の方がズンさん起きてーー!ズレるよー。と声をかけてくれた。


当初あんなに渋った放射線治療。

最初はとても緊張していたのに。。


腹をくくったら、あっという間。

いびきをかいてねていました。

ほんとに、どんな性格なんだよ、私は滝汗


眠らないように頑張っていたみたいだけど、今日はいびきかいてたよ笑い泣き大物だなぁ〜と技師の方が大笑いしていた。


寝たくて寝てないんだけどなんでだろうチーン

ものすごい緊張感が持続できずにすぐに睡魔が襲ってくるのよ。


放射線をあてたところはただれてガーゼを貼ったり、軟膏を塗ったり。。


太陽の光には当てないように気をつけてください!と言われ、暑いのに長袖で過ごした記憶がある。


お風呂上がりはいろんな薬やクリームを塗らねばならないのでとても時間がかかりました。


今はとてもきれいになり、梅干しみたいにシワシワになっています。


温泉に行くと必ず聞かれます。

もしかして乳がんになったの?と。

私は意識してないけれど、わかるほどなんだなーと思います。


私が「あー、はい。そうなんですよ。」と答えると必ず今は娘が「お母さんの病気を治しに産まれてきたのニコニコ私が治したのおねがい

と話してくれます。