昨年、10月のある午後のこと。暖かな日差しが当たる
スタッフさんの家の玄関で 1匹の子猫が鳴いていました
慌ててスタッフさんが抱き上げると。。小さな体で 一生懸命助けを求めていました。
親から離れてしまったのか。。。離されてしまったのか。。。
ひなたで鳴いていたので
名前は「ひなちゃん」になりました。
ひなちゃんを見つけたスタッフさんのおうちでは 飼うことができなかったので
すぐに代表の家で 育ててもらうことになりました。
そのときまだ。。。生後約1か月くらいです。
まだまだ、ママのぬくもりや お乳が必要な時期
もしも 人間の手で 母親と離されてしまったのなら。。。許せないことです
それでも温かいおうちで 愛情に包まれて すくすくと成長を続けるひなちゃん
ワクチン接種も終わり、シェルターのほうへ移動もきまったと同時位に
「里親になりたい」という方がいらっしゃいました。
里親さんの希望があったからと言って すぐに「はい、どうぞ」とお渡しすることはできません。
ワクチン以外にも 月齢によって 避妊去勢手術や血液検査が行われます。
ひなちゃんもほかの子と同じように血液検査をしました。。。
結果は 白血病のキャリアだということがわかり、残念なことに里親さんのお話もなくなって
しましいました。
血液検査でわかる猫の病気に 猫エイズ そして 猫白血病があります。
万が一 検査で 陽性反応が出たからと言って
必ずしも発症する病気ではありません。
そして、人間や犬には移りません。
陽性反応がでて キャリアだとわかっても 元気で暮らしている子はたくさんいます
ただ、別に猫を飼っている場合は、感染を防止するためほかの場所で飼わなくてはいけない
というだけです。
なので1匹だけで 飼いたいと思っている方なら
キャリアじゃない猫となんにも変りなく ご家族と一緒に暮らすことができます。
人間でもそうですが。。。生きていくうえで、何が一番 体に悪いか。。。
それは ストレスです
ストレスが原因で病気になってしまったりすることは 人間だって往々にしてあることですよね
猫や犬も同じです。
今、ひなちゃんは 別のスタッフさんのお家でゲージにも入らず 好きに遊んで走り回り
ごはんを食べて うんちをして 寝たい時に寝て。。。自由に暮らしています。
シェルターに置いておくことも考えました。でも、シェルターでは、残念ながら
ほかの猫と接触をさけるため、
ゲージに入れておかなければならず、それこそ 遊びたい盛りの子猫にとっては
ストレスになってしまいます。
ストレスのない生活はこの病気にとって 最大の免疫力になるのです。
初対面の時は とてもSHYなひなちゃん。でも、すぐ慣れて 遊ぶのが大好きです
ちょうど今7か月くらいでいろんなことに興味を持ち始めています。
1匹飼いで猫を飼いたい方。。。逆に、現在、キャリアの子を飼われていて
その子の遊び相手にと思われる方
ひなちゃんを 家族の一員に迎えていただけないでしょうか？
いっぱいの愛でひなちゃんを包んで ストレスのない環境で育てて
見守っていただけたら本当にうれしいです
ふだんは シェルターには、ひなちゃんはおりませんので
ひなちゃんに会ってみたいと思われる方は 前もってご連絡いただければ
その日時にご対面していただけるよう手配いたします。
メールでの問い合わせでも結構です
cat.7.kh@me.com