NHKのBSドラマの原作です。
松本若菜さん演じる女性新聞記者と鈴木保奈美さん演じる私立医大の事務畑出身の女性理事の対決で、第3話から見たけど、引き込まれました。
物語は、実際にあった私立医大の合格者の操作がモチーフになっています。医大入試の女子と複数年浪人している学生の合格者が操作されていることからでした。男子で現役の人の合格者が多いということでした。
主人公の女性記者、檜葉(ひば)菊乃は夫からのDVでシングルマザーとなり、一人娘を育てていた。その娘は医大に入るために必死に勉強していた。
菊乃は新聞社内でも女性であるがための不利益を受けていて・・・
かたや、女性理事、神林晴海。50代で独身。仕事もできる彼女は、事務局の希望の星として特に女性職員から慕われていて、人望も厚いが、理事会の中では、1人だけ事務方で、他はほぼ男性医師のお偉方ばかり。晴海以外の女性医師でもある理事は、女を武器にのし上がってきたという公然の事実なのか、人望もない。
ドラマとは違う部分もありましたが、なぜ、入試に女子学生差別をしたのか?することでの利益は何か?医学部入試に限らず、そもそも女性が不利益を被ってきたのはなぜか?そして、今もなお、形を変えて続いている、それはなぜか?
生き方はそれぞれ。何が正解なのかはその人次第だが、声を上げるべきは上げる。そうしないと自分が我慢したことによって、次の世代にもその不利益が続くのかもしれないと思った一冊でした。