前回までのエピソードはこちら下差し

 

 

 

 

 

鍼灸院では、妊婦さん向けに刺さない鍼を使ったり、お腹や膝、三陰交のツボをお灸で温めるなどしました。

不妊治療で来院する方が多いようでしたが、逆子で来院し、実際に逆子が治った方もいると言っていました。

 

 

・とにかく体を冷やすと良くない

・現代の女性は無理をしすぎている、仕事を頑張りすぎて睡眠不足だったり、偏った栄養バランスなど、日々の蓄積で妊娠しにくい体になっている

・産後は特にしっかり療養しないと、更年期の症状が重く出たり、後々不調がやってくる

・・・など、女性の健康を強く願っているのが伝わってきました。

 

 

鍼灸院には妊娠36週の頃まで(数回でしたが)通い、自宅でもできるようにお灸を購入し、毎日、三陰交のツボやおへそを温めました。

 

 

通院が終わった後も、鍼灸師さんが健診の結果(逆子は治ったか)を気にかけてくれ、「最後まで諦めずに頑張ってくださいねびっくりマーク」とメッセージを送ってくれました。

 

 

 

逆子体操も継続し、YouTubeで調べた、整体師さんの逆子が治るストレッチ?などもやりました。

 

家族や友人も「逆子が治るといいね」と励ましてくれました。

 

 

 

 

私自身も、ビビりなのでお腹を切るのは怖いですし、第1子を帝王切開で出産した場合、第2子以降も(ほぼ)帝王切開になってしまうので、「できれば第1子は普通分娩で産んでおきたい」という思いでした。

 

 

参考に、12子の出産経験のある「助産師HISAKO」さんのYouTubeやブログも見ました。

 

 

 

 

 

逆子が治ってほしいという思いがある反面、「もう2ヶ月くらいの間、ずっと逆子なのだから、戻らないのでは!?」という諦めの気持ちもどこかにありました。

 

逆子が治るという方法はいくつも試していたし、最後まで続けました。

しかし、一生懸命信じて頑張った結果、もしもずっと逆子のままだったら・・・ひどく落ち込むと思いました。

そこで、逆子が治るという方法は続けながらも、「赤ちゃんが健康なのが一番」と考え、「どんな結果になっても受け止めよう」と、どんと構えるようにしました。

 

 

しかし、不安な物は不安で、痛いことが大の苦手なので、手術はとても怖いですし、腰椎麻酔の経験はありましたが、その時のひどい頭痛が脳裏をよぎりました。

また、周囲からの「逆子が治るといいね」「頑張ってね」という応援と、助産師さんの「赤ちゃんの心地良い体勢が、たまたま逆子だっただけで、心配しなくても大丈夫だよ。帝王切開でも気にしないでね」という言葉・・・

いろいろな声に、自分の気持ちもブレブレで、不安定でした。

 

 

 

 

妊娠36週過ぎの健診で、予定帝王切開の日程が決まりました。

これで子どもの誕生日が決まってしまうのかと思うと、不思議な感覚でした。

 

出産予定日まではまだ時間があると思っていたので、突然、妊娠38週での手術が決まり、動揺しました。

予定帝王切開の場合、陣痛や破水が来てしまうと危ない(緊急帝王切開となってしまう)ため、妊娠37〜38週頃に手術を行うことが多いようです。

 

 

 

入院前日は、カフェでランチをし、最後のひとり時間を満喫しました。

 

手術や入院中の流れがよくわかっていなかったので、予定帝王切開を経験した方のYouTubeを見ました。

手術後の痛みに耐える辛そうな症状と、ふらふらで真っ直ぐ立てず、おばあさんのように歩く姿を見て、余計に心配になり、よく眠れませんでした。