https://www.kyobun.co.jp/article/2023122701

総合的な学習の時間が拡大されるということ。


一部には私立へ行くという声が出ている。

学力点だけを求め高い偏差値の高校や大学を目指したいのら結果は出やすいと思う。


総合的な学習の時間は「考えると表現する」を多角的に探求する。


教科の問題を難しくしても解けるのは大学教授くらいだが、総合的な学習は同じテーマを与えられたら奥が極まらないことがわかる。正解はなくグループ内で共有(コンセンサス)で結論が決まる。社会人になった時の資質はこの時間に育まれるのだろうと思う。ICT学習もあるので情報リテラシーもついてくる。


いくら知識だけがあっても人とディスカッションできない他人とおりあう力がないなら惨めではないだろうか。


偏差値の高い学校を目指したいのなら、調べる、考える、言い換える、表現する、ような力も合わせて行って欲しい。


総合的な学習に評点をつけることの是非。指導者の質の確保。総合的な学習は軽い教科だと思われるのはその辺に課題があるのかもしれない。


僕は小学高学年の学校で「自分勉強」なる宿題を出された。ノートに好きなことを書いて毎日ノートを出す。


だいたい、図鑑や新聞や統計書を写したりグラフにした。僕にとっては総合的な学習の時間だったのかもしれない。


先生がたいていコメントくれるのも動機づけになったと思う。


だからこそ、学科としての評点のルールや指導者の質が見えないのが問題である。


教える側と教わる側両方ともに自発性がない限りこの学習時間は軽々しく扱われてしまうのではないだろうか。