おはようございます。
ハッピータビークリニック
スタッフ堤です。
突然ですが。
大きな茶トラのオス猫さんを
保護しています。
クリニックで仕事を終えた帰り道、
少し遅くなったのと雨も降り出してきたのもありいつも帰りには通らない道をバイクで通り過ぎようとしたその時…。
んんんっ？
暗闇に何かがいる
近づいてみると…。
雨の中、道の真ん中でうずくまり
か細い掠れた声で
にゃ～…。
と鳴いて…いえ、泣いていました。
耳カットもないし、
去勢手術もしていないであろう
大きな茶トラ猫さん。
クリニックの近くだったので急いで捕獲器を取りに行き、戻ってみると数歩歩いては倒れ、起き上がり、また倒れ…。
何とか捕まえて連れ帰り、
全身ずぶ濡れで冷えきった身体を
ドライヤーで乾かし拭いてあげると。
全身、骨と皮だけ…。
風邪をひいているのか
鼻水、目ヤニで酷い顔でした。
もう、長くはないのかも。
せめて、身体を綺麗にしてあげて
静かに旅立たせてあげれる様に。
そう思いお世話をしていると
なんと！
顔を上げて
少しづつ回復してきてくれたのです！
自力では食べれなかったご飯も
少しづつ食べ始め
こんなに座れる様になりました
体調も落ち着いてきたある日
お尻を拭いてあげていると！
あれっ？
去勢済んでる？
よく見て触ってみると！
タマタマが空っぽでした
と言うことは…。
飼い猫さんだったんだ…。
迷い猫さんだったんだ…。
道理で
何をしても
何をされても
掠れた声で
にゃ。と鳴くだけで
何でもさせてくれたもんね…。
何処から来たのかな。
迷子？
捨てられたのかな…。
飼い主さんは探していないのかな。
昔は、いえ、
今も外飼の猫さんが居たり
お外で野良猫さんが居るから
お家の猫さんが脱走しても
生きていけると思いますか？
違います。
ご飯もお水にもありつけない。
暑さ、寒さから逃れる術も知らない。
そんな家猫さんが飛び出してしまうと
パニックになり最悪の結果になる事を
飼い主さんは知っておかなければなりません。
我が家で
とら吉と呼ばれ
ケージで安心して寝ている
大きな痩せた茶トラくん。
本当のお名前はなんていうのかな。
とら吉に聞いても答えてはくれません。
とら吉の飼い主さん
とら吉は
飢えと
暑さと
寂しさと戦いながら
必死で生き抜いてきました。
このブログが
とら吉の本当の飼い主さんに届くと
いいのですが。
とら吉を
探してくれているといいのですが。
少しづつ
少しづつ
回復してくれています。
まだまだ予断は許せない
状況ではありますが。
とら吉の生命力を信じて
全力でとら吉を応援したいと
思っています
保護活動を始めた頃には
少し迷惑そうだった我が家の息子たち！
そんな息子たちも
とら吉応援隊になってくれて
子供部屋の一角をとら吉の為に提供してくれています。
我が家の子供部屋に居候している
とら吉くん！
辛かった事を忘れる位
これからは幸せに生きて欲しいと
願います。
八尾市神宮寺
八尾翠翔高校の近くで
保護しました。
お心当たりのある方は
ハッピータビークリニック
堤までご連絡下さい。