生きていた証… | 強烈自閉くんとの暮らし

強烈自閉くんとの暮らし

29才の自閉症の息子を育てている、落ちこぼれ母のつぶやきです。日々おだやかに暮らしたいのに、何かしら仕出かしてくれる息子…心がポキポキに折れてしまう事も多いけど、たまーに息子から素敵なプレゼントがもらえます。それを心の支えに日々頑張っています。

相模原障害者施設殺傷事件から3年半。

裁判では、弁護側が被告の責任能力を争うとかで
無罪を主張している。


19人も殺害して無罪?

それがまかり通る日本なの?


それではあまりにも
犠牲になった方たちが浮かばれない。


突然大事な肉親の命を奪われた遺族の憤りはどうしたら良いのか。



この事件が起きた時、
療育施設時代の友人と話をした。

彼女にも、息子ぽん太と同じ歳の
重度自閉症の息子がいる。


犠牲者の氏名が明かされなかった事について
どう思う?

『私だったら自分の息子がこんな目にあったら
名前を出すよ。
障害があったって
私が生んだ私の子だもん。』


私も友人も同じ意見だったけど



当事者じゃ無いから言えることなのかも。


このネット社会、あること無いこと言われるかもしれないし、いたずら、嫌がらせもあるかもしれない。



放っておいてもらうには
匿名が賢明なのかな。でも…


裁判で、『甲、乙、丙』で表される被害者たちに我慢出来ず、
実名を明かした勇気ある保護者がいた。

『うちの娘は甲じゃない。○○という名前がある。娘が生きた証を証明したい』


我が子は生きていた。
これからも生きるはずだった。


被告が精神喪失状態だったとか薬物やってたなんてどうでもいい。

19人殺害し、26人ケガをさせた。
これが事実。


納得のいく裁判をしていただきたい、と
切に願います。