初めての歯科へ… | 強烈自閉くんとの暮らし

強烈自閉くんとの暮らし

28才の自閉症の息子を育てている、落ちこぼれ母のつぶやきです。日々おだやかに暮らしたいのに、何かしら仕出かしてくれる息子…心がポキポキに折れてしまう事も多いけど、たまーに息子から素敵なプレゼントがもらえます。それを心の支えに日々頑張っています。

自閉息子ぽん太さん、今日は初めての歯科に行って来ました。

ぽん太が幼児期の頃から今まで通っていた歯科は
障害児専門。
基本、小児歯科なんです。
市内に大人の障害者専門の歯科はありません。

ぽん太は地域の歯科に通うのは難しい人、と判断され、23歳になっても
特別に診てもらっていましたが

昨年10月の歯科健診の際、
『ぽん太くん、もう大人なんだし、そろそろ地域の歯科へ行ってみようか』
と言われました。


ずっと地域の歯科を考えていましたが
勇気が出なかった。

高2の時、歯科治療をイヤがったぽん太に
突き飛ばされ、壁まで吹っ飛んだ私。
歯科は完全にトラウマになっています。

でも、ずっとこのまま、ではいけない❗️


勇気を振り絞って
隣の市の私の実家から車で1、2分の
ホームページで『障害者協力歯科医』とあった
歯科に予約を入れ、


その診察が今日でした。

予約を取る時、『知的障害の自閉症』と伝えただけです。

受付で問診票をいただきましたが
一般の人と同じもの。


自閉症の特性とか、注意点とか
なーんにも聞かれません。


大丈夫なのか。


うちの自閉くん、かなり強烈なんだけど(-_-;)



俳優の光石研に似た、ダンディーな先生に名前を呼ばれ、素直に診察台に座ったぽん太。

『ちょっと歯を見せてね~ここ、ちょっと掃除するよ~』

自閉症だから、配慮、とか恐る恐る、では無く

本当に淡々と歯のメンテナンスをして下さった先生。

去年、初めて行った耳鼻科の先生もそうだったな。

暴れたり、騒いだり、迷惑かけたらどうしようと
すごく心配だったけど


『自閉症?だから、何?

みんな一緒だよ。』


実際に言われたわけではありませんが
そういう事なのかもしれません。


ぽん太はすぐ先生と信頼関係が出来、

『そうか、そうか、ふうん、わかった』など
コミュニケーションを取っていました。

多分、自分を受け入れてくれる人がわかるんだと思います。


良かった。大丈夫そう。

幸い虫歯や歯茎に問題は無く
歯のお掃除に月いちで通う事になりました。

ホッとしました。
通える範囲で良い歯科医師さんが見つかって。


20年以上通った小児歯科医さんからの卒業も近いかな。