昨日は両親に会いに岡山に行ってきました。


桃太郎さん御一行ルンルン



去年の5月に会いに行った時、

『お父さんとお母さんが亡くなったら、病院に献体することにしたから。』

と伝えられた。



【献体とは】

自分の身体を死後に医学・歯学の大学で行われる解剖学実習に無償で提供しようとする篤志行為。




最初聞いた時、

身体を実験の為に切り刻まれるとか

自分だったら嫌だと思った。



どういう思いで病院に献体することにしたのか話してくれて、その時は納得して同意書にサインをした。





サインしたものの

身近に献体した人を私は知らないし


『本当にそれでいいのかな??』

『お金の心配から決めたのかな??』

『私に迷惑かけると思って決めたのかな??』


と気になりはじめたので、

もう一度話を聞きに行くことにした。




父も母も

『献体できることが決まってホッとした。』

と穏やかな顔で話してくれた。



そしてちょうど昨日

どちらかが亡くなって手を合わせる場所が欲しいからと購入した仏壇が届いた。



父は79歳。

母は75歳。


『二人ともあと10年は生きるからと。』

と明るい声でそう言った。



この前行った時は

両親が会話するとケンカ口調になっていたのに

昨日は仲良く二人で話していた。

なんだかホッとした。




私に対してすごく厳しかった父。


普段は優しいけれど

鬱になると急に強い口調で私にダメ出ししてくる母。


なんでもっと優しく包み込んでくれる親の元に産まれて来れなかったんだろうと思っていた。




もう早く死んでくれ!!

って何度も思った。


そしてそんな風に思う自分は

なんて冷たいヤツなんだろうと思った。




でも昨日

元気で長生きして欲しいと

心の底から思った。




私、

51歳でやっと親から自立できたのかもしれないなぁ。