子どもが頑張っていることは

何でも応援しようと思って

います。

 

けれども、どうしても

応援しきれないのが

娘(中3)の推し活

 

私は有名人にのめり込んだ

ことがありません。

 

ミスチルのCD買い集めたり、

歌番組を録画したりという

ことはあったけれど。

 

ブロマイドを買ったり、

ファンクラブに入ったりは

したことがありません。

 

それでも、高校の頃に

追っかけをしている友達を見て、

そんなに夢中になれる人がいる

なんてうらやましくもありました。

 

だから、歌手とかに憧れるの

なら理解を示せるつもりです。

 

しかし、

娘が好きなのは2次元の人。

 

ゲームに出てくるキャラクター。

 

ゲームといってもファミコンの

ヒゲのおじさんではなく。

 

娘が好きなのはスマホゲーム

のイケメンです。

 

アニメイトに行くと、

2000円もするアクリルスタンド、

400円もする缶バッジ、

マスコットなどいろいろな

キャラクターグッズが売っています。

 

私のなかでは、

どれもいらないもの。

 

何に使えるわけでも

ないですしね。

 

それらが、どれだけいらない物か

とうとうと娘に説いたことが

ありました。

 

けれども、娘は

それを持っているだけで幸せなんだと。

 

「自分の大事な物を批判されるのは悲しい。」

と言いました。

 

 

確かにそれはそう。

 

 

人それぞれの価値観なのに、

他人の大事な物を批判するのは

人でなし。

 

 

でもね、

400円の缶バッジ。

 

ランダム商品です。

 

私としては買ってあげる

のは3個まで。

 

買った時には娘の喜ぶ顔が

見られて良かったなと思うの

ですが。

 

開封してどうでもいいキャラしか

出てこなかったとき。

 

残るのは、凹んだ顔の娘と

いらない缶バッジ3つ。

 

1200円が一瞬にしてゴミ。

 

宝くじ買った方がもっと長い間

夢を見られるのに。

 

「もう1個だけ!」

と言われても決して

買う気になりません。

 

文句の1つも言いたくなります。

 

そこを堪える苦行。

 

そのうち、

私のお金で私にとって価値の

ないものを買うからイラっと

することに気づきました。

 

だから、私はもう買わない。

 

娘のお小遣いを増やし、

お小遣いやお年玉の範囲内で

買うなら自由としました。

 

それ以来、娘の推し活も

温かく見守れるようになって

いたのですが・・・。

 

 

 

先日、

「メルカリでマスコットが

2000円で売っているんだけど。

どうしよう。買おうかな?」

と珍しく相談されました。

 

「元はいくらの物なの?」

と聞くと、

 

「UFOキャッチャーのなの。

だから、100円だけど私じゃ

20回やっても取れないから。」

 

私も娘もUFOキャッチャーで

物がとれたことはありません。

 

私:「マスコットはもういっぱい

持っているからいらないんじゃない?」

 

娘:「今度のライブに付けて行きたいんだよね。」

 

 

そうなんです。2次元なのにライブがあるのです。

 

人ではなく映像なのに、

アーティストのライブ並みか、

それ以上の金額のチケット。

 

それは、お小遣いでは無理なので

私が購入。

 

ライブに向けて、洋服も購入。

 

そこで、出てきた

20倍の値段で買おうとしている

マスコット!

 

嫌味の1つも言いたくなりますよね?!

 

 

私:「ジャニーズだったら自分のウチワを

持っている人がいっぱい会場にいたら

嬉しいと思うけどね。あなたのライブは

映像でしょ?あなたからは見えるけど、

向こうからは見えないんだからね!!」

 

 

 

ライブに向けてかなりハイテンション

だった娘が伏し目がちになり、

 

「心ないこと言うんだね。」

 

とボソッと言って去って行きました。

 

 

あー、やってしまった。

親になって15年。

まだまだ、鍛錬が必要みたいです。