算命学的に相性を見るときには、様々な切り口があって、

 

気持ちの上での重なり合いがどれほどあるか

行動の上での重なり合いがどれほどあるか

お互いの役割上の折り合いがつきやすいか

いつ、どんな風に知り合ったのかとか

お互いがお互いのどんな存在なのかとか…

 

挙げればキリがありませんので、

何もかもが全てマッチする相手というのはいないと思ってください笑。

 

ですので、鑑定者としては、そのお相手とどのような関係を結んでいきたいのかによって、いくつかの観点に重点を置いて相性を見ることになります。

 

 

さて、相性は相性として様々な見方があるなかで、

ある一定の経験を経て一人の人間としてしっかりと確立した人物同士が付き合っていく場合、

そこには何よりも各自の安定した足場が必要なのだなと感じています。

 

 

「十分な愛情も理解もある、

けれど自分や相手に不安定さを感じている間は、少し間を置きたい。」

 

 

それは純粋な個人としてフェアに関係を築きたい、というとても高次元の在り方であり、

そこには相手への配慮があり、信頼があり、誇りがあり、

私は尊敬しかありません。

 

 

人は一人では弱いもので、弱っているときほど人に寄りかかろうとしてしまいがち。

 

しかし、一定の経験を経て自己確立がなされた人というのは、それでは何も解決しないことを知っています。

解決できるのは自分自身の力によってだけだということも。

 

 

このような関係を築ける、築こうとしている人たちを真の大人と呼ぶのでしょうね。

 

そして、

自分の不安定さを克服したとき、

相手の不安定さが克服されたとき、

その関係は大いに充実し実り多い発展したものになるにちがいない、と感じます。