「結婚」というものの意味について少し考えています。

 

 

易経において「雷風恒」は夫婦の在り方を説く卦ですが、

ここでは、一旦夫婦になったのであれば、安易に別れるという選択をせず、その関係を継続していくべきだとあります。

 

また、夫婦関係においては楽に感じることもあれば苦に感じることもあり、さまざまな出来事や変化に対応していくのは難しいことではあるけれども…、ということも示されています。

 

 

好きになった者同士が結婚すると、どうしてもこの点を見落としがちになるよね…と自戒も込めながら深く頷きました。

 

 

「こんなはずじゃなかったのに」

「こんな人とは思わなかった」

「こんなことはしたくない」

 

 

物事は絶えず変化をするもので、

その変化がマイナスに思えたとき、それは「別れ」を示しているのではなく、

「乗り越えるべき課題」が提示されたということ。

 

 

物事は絶えず変化をするものなので、

これまでプラスに見えていた面がマイナスに見えることもあるわけで、

マイナス面が見えたから別れる、というのは安易すぎであり、

 

相手を変えたところで、同じことの繰り返しになるのだろうと思います。

 

 

人は常に成長を促されるものです。

「結婚」もあなたの成長を促すための一要素。

 

 

 

算命学においても、

夫婦の関係は、お互いぶつかり合う性質を持ちながらも和合していく組み合わせで成り立っています。

 

好きだから一緒にいたくて結婚する、は結婚にはまだまだ時期尚早で、

この人といると自分が人として成長できる、と思えたときが、結婚適齢期と言えるのかもしれません。

 

 

実際に、お若い夫婦間には宿命的な対立要素が多めだとも言われます。

対立要素が多いということは派手な喧嘩が起こりやすいということで、少々乱暴に人間的成長が促される傾向にあり、

その乱暴さに耐えきれずにお別れするケースが多いのも納得がいくところ。

 

 

 

「うまくいかないとき」はより良い関係を築くためのきっかけとし、

前向きな改善に取り組むのが良いのだろうと思います。

 

 

一般的に「結婚の相性をみる」というのは、そのお相手と円満な結婚生活を営むことができるかどうかに焦点を当てることが多いと思うのですが、

こうしてみると、困難な局面でも二人で乗り越えていけるのかどうか、という視点も非常に大切ですね。

 

 

なお、改善のため話をお相手とするのであれば、相手に敬意を示し落ち着いて話をすること。

高ぶった感情のまま思いを一方的にぶつけても、それは相手には伝わりません。

 

夫婦間には「成熟さ」がキーワードとなります。

 

 

 

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