先月、「心と体の治療院・金剛院」主催で、

第1回ヒーリング・キャンプ

と題して、江原道に1泊2日の旅行に行ってきました。


私を含めて、韓国に嫁いでから約十年~二十数年になる

日本人ママさんたち5人が参加。


韓国に来てから、慣れない異国生活で溜まってきたストレスや

傷を癒し、「自分自身を再発見する」ための旅。


ブログでは、それぞれが感じた深い心の世界はお伝えできませんが、

画像を通して、ブログをご覧になっている皆さんにも多少は癒しになる

こともあるかと、旅行の様子をアップしてみます。


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八月後半のある日、ソウルを午前8時頃に車で出発。


途中、休憩所で食べたり、飲んだり、写真撮影したりしながら、

一番最初にたどり着いたのがここ、江原道 양양郡にある

「휴휴암(休休庵)」。


■休休庵公式ホームページ

http://huhuam.org/default/





駐車場で車を降りたとたんに広がる海とお寺。

これだけで気分が一気に晴れる気が。




ここからお寺の中に入ります。








視野いっぱいに広がる海と空という自然と、カラフルで美しい建築のお寺の

調和がものすごく美しい空間でした。








私は個人的に、海をバックに立っていらっしゃるこの観音菩薩像に

ものすごく心を打たれました。


カトリックのマリヤ像にも通じる慈愛の世界。


私の先祖もその昔、このあたりの海岸から船に乗って日本にたどり着いた

のかなあ…と、そういう場面が浮かんできながら思わず涙が。


いや、そういうことを史実として知っているわけじゃないんですが、

なにしろうちの郡史にはスサノオノミコトが江原道の春川に行って

帰ってきた、なんという記述もあったりしますし、「うちらの先祖は

新羅から来てるからね」ということで、田舎の神社の祠も韓半島を向けて

建っていたりするぐらいですのでね。


どうもこのあたりに来ると、「ああ、私の先祖もいつかこの海を渡った

んだろうなあ」という気がしちゃうんですよ。


そういう海を守ってくださっている観音様。


どれだけ多くの人々の運命を見てこられたことか。


観音様が持っていらっしゃるのは「本」で、知恵の神様としても

有名だそうで、学問に精進したい時、知恵を必要とする時に

拝むといいのだそうです。





海辺にある祭壇。





ふつうのお寺は観光客が触れないようになっていることが多いですが、

こちらのお寺はなんと鐘を鳴らすことができるようになってました。


しっかり、全員、鐘を鳴らしてまいりました。










海辺の散策を終えると、次は陀羅尼窟法堂(다라니 굴법당)へ。


これがまた、すごい!





洞窟の中に、高麗時代の超カラフルな仏教壁画が一面に描かれた回廊。

そして、中央には純金の観世音菩薩が。








スッキリ、ひんやり、心地よい空間でした。


私は入口の所に立っていらっしゃった菩薩さん(お寺で修行される、

女性の仏教徒)から、「韓国人ですか?」と尋ねられ、

「日本人の顔には見えないですね。韓国人の顔ですよ」と。


「よくそう言われます。たぶん、先祖が韓国人なんでしょう」と私が

いうと、「ああ、なるほど。あるいは…前世が韓国人?」と

言われてしまいました。(*´∀`*)





いや~、もうほんとに最初の訪問地から心洗われる体験。


というわけで、ヒーリングの旅は続く。


(まき)