「心と体の治療院」通院メンバーで、花見&瞑想のために、

ソウル市内のお寺に行ってきました。


恩平区に位置する、「三千寺(삼천사)」。





韓国は、基本的にお寺が山の上、丘の上等、小高いところに存在しています。

こちらはそう高い山ではないですが、やはり山手で、北漢山への登山口ともなっており、

韓国人独特のカラフルな登山服を来た人たちがワンサカいます。






韓国独特の岩山が、屏風画みたいでムチャ美しい。




こちらは地蔵菩薩様。


地蔵菩薩は、自らはブッダ(悟った人)になることなく、すべての人々が地獄から

救われるまでその人たちの救いに力を尽くし、人々と共にあると言われています。





上の写真の地蔵菩薩の横に位置する鍾と太鼓。

太鼓の音は真理を表し、鍾の音はその真理をあまねく伝えるとのこと。





十二支の眷属が守っています。祈祷する人の後ろ姿。







門をくぐって直進すると、正面の階段の上に本堂が。

韓国では、本堂のことを「大雄殿」といいます。

お釈迦様を「英雄」とらえることに由来するとのこと。

このお寺では、「大雄宝殿」というふうになっています。


本堂にどんな方をお祀りしているかにより、表現も変わってきます。


この日、本堂で信者さんの49日の法事が大々的に行われていました。




本堂の横の石段を登ると、次に待っているのは壁に刻まれたお釈迦様です。

(崖如来立像)

ここでは、靴を脱いでこの石像の前で祈祷します。



このお姿を見るだけで、実に癒されます。




この祈祷場の前に立っている碑。


「ここは完全にゼロの場である」という意味になるそう。







この場は実に平安な癒しのスポットなのですが、碑に刻まれた内容を読むと、

豊臣秀吉の朝鮮出兵の時に一度、焼けたという内容が…。


もとは元暁太師によって開かれた場ということで、由緒あるお寺ですね。





そこからさらに石段を登っていくと、五百羅漢のいらっしゃるお堂と三聖閣が。





韓国独特の仏教建築様式。

日本とは違って、とにかく派手です。明るい!

ついでに、お釈迦様にしても菩薩様にしても、なぜかちょっと笑えるユニークな

お顔のものが多い。


日本の仏教に比べて、すごく人間的な感じがします。

あ、でも、境内の雰囲気はどこのお寺もものすごく神聖な気に満ちていて、

パワースポットのオーラを発してますが。(そのオーラは日本より強いかも…)









こちらは、五百羅漢様たちです。


私は島根出身なんで、石見銀山にある洞窟内の五百羅漢像を小さい頃に何度か

見学に行ったことがあって、なぜ五百羅漢がとっても好きだったのですが、

韓国に来て再会できて(?)ハッピーです。


このお寺の五百羅漢たちは、私がコミュニケーションしやすい方々です。

なんでも助けてくれそうな波動にあふれています。


実際、人間の願いを叶えてくれる力が強いそうで、なんでもいいから一つ

お願いしなさいと言われて、しっかりそのごとくお願いしてきました。




一番、高いところに位置するのが、「三聖閣」。


韓国の仏教は土俗信仰、道教と結びついていて、お寺にも必ず「神様」たちを

祀っています。祀っている神様はお寺によって違いますが、こちらのお寺では

山神様、独星様、七星様という神様を祀っており、人間の生活と非常に密着した神たちと

言われていて、願い事がある時などは各お寺に必ずあるこちらのお堂で皆さん、

一生懸命、祈祷なさいます。


また、ムーダンたちがこういったお堂で祈祷を重ねて、自らの能力を高めることで有名です。


写真の金ピカの像のお方が、山神様。(ハンサムです)

両側に、独星様、七星様がいらっしゃいます。







三聖堂がある位置から全体を見渡すと、実に美しい風景が展開しています。


韓国のお寺って、10箇所以上行ったかと思いますけど、どこも風景はほんとうに

美しいところが多いです。(ソウル市街地に位置するお寺を除いて)


韓国のお寺では、お昼ご飯を無料で提供していて、その時間帯には

お寺の信徒さんたちだけでなく、一般の登山客等の姿もたくさん見られます。


私たちもしっかりご馳走になってきました。


(その上で、お寺見学が終わった後、まだ4~5時なのにさらに市内に降りて

フライドチキン食べて、コーヒーにフローズン・ヨーグルトとか、えらく食べてしまいました…。(^_^;))



今月は通訳の仕事が多くて、先週はかなり肺や気管支がやられて

気力ダウンしていたのですが、パワースポットで瞑想してきたら、

一気にかなり楽になりましたね。


来週、再来週は忠清北道の有名なフラワーロードに花見に行くか…と、計画中。


って、でも、もう散っちゃうかもね~!(´;ω;`)



(まき)