2月、「生命」に記した、たんぽぽさん。
とおり道の真ん中で咲いていたから、
ずっと、ご無事を願っていました。
たんぽぽさん、あの場所で、
あれから、何度も開花して、
その都度、綿毛を旅立たせ、
変わらず元気でいてくれました。
先日も、
何回目かの綿毛の旅立ちを
見せていただいたばかり。
とんでいく綿毛に、
頑張ったね…と、胸がいっぱい。
雨降りでした、月曜日と、火曜日。
なぜか2日とも、
行かねばならぬ、と予感がして、
100円ショップの雨具に身を包み、
畑へ出かけました。
2日とも、予感どおり、
雨のなかでもするべきことがあり、
行ってよかった…。
火曜日の帰りがけ。
ずぶ濡れの汗だくで、
ふぅ…とひと息ついたとき。
ひかる黄色と、目が合いました。
あれ!?
あのたんぽぽさんが、
また咲いている…!
あの旅立ちの日にも、まだ蕾があったのね…。
雨降りの日に、可愛らしい、花。
くたびれていた身体に、
元気がでる、美しい黄色。
ずっと見まもっていたつもりが、
いつの間にか、
見まもられていたのだ、と感じ、
ありがたくて、
しばらく一緒に雨にうたれながら、
同じときを過ごしました。