絵本作家としても、ガーデナーとしても有名な、ターシャ・テューダーさん。

亡くなられてから、10年以上が経ちました。

 

数年前、地元のデパートで「ターシャ・テューダー展」が開かれた時、時間を作って3回、観に行きました。

いつまでいても飽きることのない世界が、そこに、広がっていました。

感動のため息をつきながら、ぐるぐるぐるぐる、毎回、何周も会場を回りました。

 

ターシャさんの手仕事は、どれも本当に丁寧なお仕事。

温もりがあり、愛にあふれていて、ターシャさんの煌めく好奇心を感じました。

 

ターシャさんは、亜麻を種まきして育て、収穫して糸を紡ぎ、織機で織って布にして、それを裁って縫い、シャツに仕立てました。

時間をかけ、心をこめて手をかけ、種が、シャツになる。

魔法のようだわ!と、思います。

 

時間がかかる、ターシャさんの美しい魔法を会場のあちこちで感じ、見惚れました。

 

今、私は「人工物になってからの物」を手にすることが多い生活ですが、その物の本来の姿は、すべて自然の恵み。

感謝の気持ちが湧いてきました。

自然に触れ、自然を感じる生活をしていきたいと、思いました。