子どもが食べないと、大人は「味が嫌いなんだ」と、まず思ってしまいますが、よくよく聞いてみると違ったりする。
うちの子の場合でも、こんなパターンがありました。
食べにくいから嫌。・お肉が小さく切ってない。切ったら食べる。
・薄切りのお肉が歯にひっかかるから嫌。
・大きいおにぎり。一口サイズなら食べる。
・魚の骨がこわい。身を取ってあげると食べる。
・ほうれん草の茎など、繊維が引っかかる。
見た目が嫌・アスパラの穂先の部分）
・赤パプリカのピカピカひかっている。
・さつま芋ごはんのお芋のかけらが「はなくそ」に見えた。
・くるっと丸まったエビが嫌い。（お寿司のえびは大丈夫。）
・キャラ弁の顔。こわいらしい。
食感が嫌・スープに入ってる柔らかいベーコン（焼いてカリカリなら好き。）
・やわらかすぎるプチトマト
食とは関係のない理由・お友達に、お弁当のハンバーグを「変！」と言われた。
とまあ、こんな感じ。
「食べにくさ」が原因の場合は、小さくしたり、細かく刻んだりしたら食べたので、娘が言わなくても分かりました。
が、アスパラの穂先とか、パプリカの見た目とか、お友達に言われた一言とかは、さすがに分かりにくい！
４～５歳になって、言葉が増え、自分の言いたいことが表現出来るようになってから、娘が説明してくれて分かりました。
３歳くらいまでは、娘も言葉で説明出来ないので、「嫌い」「嫌」としか言わない。
だから、「ベーコンエッグは喜んで食べていたのに、なんでスープのベーコンは嫌がるんだ？？？」と訳がわからなかったです
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こんな風に、子どもの好き嫌いは、大人が想像出来ない理由も多いです。
でも、原因がわかれば、料理をあれこれ工夫しなくても、すぐ解決出来るものもありますよね。
お料理にあれこれ工夫するのは時間がないと難しい。
でも、アスパラの穂先が嫌とわかれば、茎だけあげればいい。
さつまいもご飯は、「はなくそじゃないから大丈夫」と教えてあげればいい。
友達にからかわれるのが嫌なら、ハンバーグはお弁当でなく、家で食べればいい。
そして、好き嫌いは年齢とともに自然に変化します。
うちの子も、１～２歳の時は、かぼちゃやさつまいもが嫌いでしたが、いつの頃からか自然に大好物になってました。
だから、親が深刻になりすぎないのも大切です。
「嫌いなんだね」と決めつけず、子どもが食べる気持ちになる声かけや、働きかけをすることで、自然に克服できていきます。
キッズ食育で、「味や見た目の工夫」のほか、こういった「子どもへの働きかけ」の方法も重要視しているのは、こういう理由なのです。
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「嫌い」= 味が嫌い、と思い込んでいた場合は、子どもさんに「どうして嫌いなの？」と聞いてみてください。
意外な答えが返ってきて、「なーんだ。そんな事だったのか」と気が楽になるかもしれませんよ＾＾
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