うつ病で薬づけにされているとき

寝たきりの状態で働くことはできない、

でも借金を返さなければ・・・というジレンマから

四六時中ヒステリーを起こしていた。

目が覚めれば、逃げることのできない現実。

でも解決できない苛立ちから

自暴自棄になり、死にたかった。

子供たちのこともどうでもいい・・・

本当に消えてなくなりたかった・・・・・・。

少しも解決の糸口が見えず、誰にも助けを求められず

でも、子供の命を奪い、自死するほどの勇気もない。

行き詰まり、刃物をふりまわして

家中を走り回った。

その狂気に満ちた私に恐れをなし

当時16歳の娘は家を出ていった。


かろうじて家事を手伝い、アルバイトをしてくれていた娘。

頼りの綱だった娘を失い、私は絶望の淵に立った。


くる日もくる日も娘のいない部屋を

「帰ってきてるかも?」と期待しては
覗いた。

そんな奇跡は起こらなかった。


昨年春、やっと短時間の仕事に出た私が

通勤のバス車内から、ふと見かける3歳くらいの女の子の姿を見ては

「あ~、あんな時期があったなぁ・・・
夜泣きされて大変だったな・・・」と思い起こしては涙した。

なんで、もっと娘を大事にしてあげなかったのだろう・・・

くる日もくる日も、小さな女の子を見るたびに

場所がどこであれ涙した。

私の心は折れる寸前だった。

失ったものを必死に取り戻そうとしていた。

戻ってこない過去。

戻ってこない娘を必死に取り戻そうとしていた。


頭ではわかっている。

もう戻ってはこない過去。

戻ってくるはずのない娘。

でも悔しかった・・・哀しかった・・・

何もかもを失ったこの現しようのない感情は

誰にもわかるまい・・・・・・。


小学校のときも、
中学校のときも、
高校生のときも、
仲良くなった友達は引っ越したり
クラス替えで必ず離れていった。

一から、友達をまた作っても
クラス替えをすると誰も仲の良い友達はいない。

いつも私は大切なものを失う。
必死に取り戻そうとする。
でも戻ってはこない。

いつからか

【大切なものは 

必ず 私か離れていき 

私は独りぼっちになる】 という公式ができていた。

そして、私は誰かと仲良くなることを避け始めていた。


今、もう失うものはない。

仲良しの友人も、大切な人もいないから。

お金も仕事も何もない。


これからは、得るだけ。

でも、まだ恐怖感が残っているので書き換えしないといけないかな。

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いつも読んでくださり、ありがとうございますありがとう

羽根パープル上反レインボーみなさまにたくさんの幸運がおとずれること祈っております羽根パープル上反



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