初めての中学校ここだけは気をつけて

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初めての中学校ここだけは気をつけて

今、受験シーズ真っ只中。私立の高等学校をはじめ、私立の中学校の受験も行われている時期。

子どもたちはもちろん、親御さんにおいても毎日が気が気ではない日々をお過ごしのことと思います。子どもの受験ですが、親が評価されているかのようにとらえている方も多いのかも知れません。

そこで、大切なことを１つ確認しておけば、何のために私立の中学校にわが子を通わせようとお考えになったのですか？
お子さん自身が、自分の可能性をさらに伸ばすために自ら進んで受験したいと考えた方もいるでしょうし、親の将来の願いを叶えるために、親子とも目標を共有して決断された方もいるかも知れません。

日本の受験において、良くない考え方に、合格して入学することだけは、夢中になって取り組むものの、入学してからのこと、将来の人生の通過点としての現在という長いスパンでの見通しの上で考えていない親御さんが比較的多いと聞いたことがあります。

○あなたの将来の夢は何ですか？どんな職業について、どんなことをしたいと思っていますか？

○その夢を実現するために、どこの大学の何学部を目標として、中学校・高校生活を送っていこうと考えていますか？

○その夢に向かって、自分の強みをどのように伸ばしていこうと考え、弱みをどのように克服していこうと考えていますか？

○中学校・高等学校の生活をどんなことで頑張っていくイメージを持っていますか？

自分の人生を変えるための選択は、子どもにとっては大きな決断であると同時に少なくとも、将来の生き方（現時点での考え）を親子でも話し合い、自分でも自覚していないと入学はしたものの中・高生での生活が充実したものにはなりません。
今は、入学するための不安。しかし、入学してからどのように充実した中学校生活を送るかが大切ですね。

そこで、私立だけでなく、公立の中学校も含めて陥りやすい問題点、気をつけたい点について、少し確認しましょう。

①小学校と違って、人間関係が数倍にも広がります。人との関わり方をきちんと身につけておかないと人間関係のトラブルで悩みます。

授業も教科担当が毎時間違った先生が授業を担当します。自分の好き・嫌い、合う・合わないを露骨に出していると授業が集中できません。

また、授業が２クラス合同で行う場合もあります。部活動では、先輩生徒との関わりも出てきます。人間関係づくり大丈夫ですか？

②よく言われる授業の質・スピードが小学校とは全然違います。授業中に集中しておかないとどんどん置いていかれてしまいます。また、主体的な学習態度が求められます。

わからないことをそのままにしたり、ノートを板書だけで終わってしまったり、授業中の意欲的な活動も評価の対象となります。

③成績を気にする人、不安になる人もいますね。テストの点だけとっていれば、良い評定が着くわけではありません。

その理由は、各教科観点別の学習状況を評価して評定を出すので、よく各教科の観点を理解し、学校や授業での説明を確認しましょう。何をどうする必要があるのかです。

各教科は、４観点あります。知識・理解は、そのうちの１つ。単純に考えれば、テストで１００点を取っても他の３観点の評価が低ければ、５はおろか、４や３にもなるのです。

④自分のことだけでなく、仲間や集団のために何をすべきなのかを考えた行動が要求されます。

係活動、委員会活動、行事への取り組み等、特別活動への関わり方がとても大切です。各校種での入試の際にも、重視されます。意識として大切にしてください。

⑤夢・目標を活用したり、時間を管理したり、当たり前のことを当たり前にすることが要求されます。これが習慣です。どんな立派な理屈をつけても、社会で通用する考え方や行動でないと「自己チュー」となってしまいます。

また、夢を持っている子は、何事にもブレずに、自分のやるべきことをコツコツと取り組んでいます。勉強でも、部活動でも、仲間関係でも充実した学校生活が送れるでしょう。
このことが、自己肯定感の高い生徒→自信をもって取り組む生徒となるのです。