皆様、こんばんは。
毎日20時45分にブログアップの
HAPPY親子塾の浅賀です。
親して我が子の判断力はどうですか?
と問われたときにあなたは、どう答え
ますか?
また、判断力の必要性をどう感じてい
ますか?
まずは、判断力の必要性を感じている
のかどうなのかを共有するところから
出発すべきなのでしょうが、それは各
自お考えいただきたいと思います。
過去、内閣府の「少年非行問題に関す
る世論調査」で、いじめや家庭内暴力、
校内暴力などの非行の原因は、家庭に
あるが47%で最も多く、その家庭の問
題点としては次のようなことがあげられ
ていました。
少し古いデータなので、多い順に項目
だけを資料としますが、
○幼児期からのしつけが不十分
○親が甘やかしすぎる
○親子の会話・触れあいが少ない
○親の教育方針が進学中心
で40%後半から30%でした。
平成27年の同調査で少年を非行に走
らせないために、家庭で保護者はどの
ように対応すればよいかの質問では、
○子ども話をしたり接する時間を増や
す 67.5%
○褒めるべきことはきちんと褒め、叱
るべきことはきちんと叱る 65.1%
○子どもの気持ちや言い分を聞く
49.9%
○家族が協力して子育てを行う
41.9%
○子育てに責任感を持つなど、親と
しての自覚を持つ 41.7%
○スマートフォンやインターネット
などの利用について子どもとルール
を定める 41.1%
○子育ての悩みを抱え込まず、周り
の人に相談する 38.5%
以下略
となっています。
ところで、判断力とは、どんなもの
なのでしょうか。
ものごとの判断とは、「真偽・善悪・
美醜などの考えを定めること」であ
り、判断力とは「自分の行為の是非
善悪を判断できる精神的な能力」
とされています。したがって「判断力」
は、
①自分で是非・善悪を決めること
②自分の「行為-行動」に実際に表れ
るものであって、単なる理屈ではない
こと
であって、自分で決定する力(決断す
る)や行動に現す力(行動力)を伴う
ものなのです。
ところが、さきにあげた調査からも次
のようなことがわかります。
1 家庭教育上「甘やかし」による過
保護がもたらす依存心は、是非善悪
の決定を他人に依存してしまって、
ものごとを自分できめることのできな
い子どもを育てている。
2 「しつけ」の不十分さが、結果的
に子どもに自分自身への「自信の
なさ」を植えつけ、これらが行動力
の低下をもたらしている。
そこで大切なことは、「是非・善悪」
などの価値に対する判断のもとにな
る物事についての正しい知識と理解
が必要です。知識が本当に自分のも
のとなって力を発揮するためには、
自分が今までに持っていた知識や経
験の体系の中に、きちんと位置づけ
ができることによるのです。
このようなとき、子どもは自信をもっ
て判断できるのです。
このような自信をもってものごとの
判断ができるようになるのには、
実際にものごとを体験する-体験
的活動-経験が豊かなことが大
切です。自分の体験を通して、もの
ごとの是非・善悪の判断を自信を
もってできるようになると考えられる
のです。
また、「みんながいっているから」
とか「みんなが持っているから」と
いって親にものをせがむ子がいま
すが、実際にクラス全員が「持って
いること」は滅多にありません。
このような子は判断の基準が誤っ
ているか、正確さにかけているの
ですから、親も子どもの判断を冷静
にうけとめることが大切です。
どんな判断力が必要なのか
どのように身につけるのか
現状を見ながら、また将来、社会でも
通用する判断力とは何かを是非考え
、話し合いをしてみるといいと思いま
す。
最後まで、お読みいただき、
ありがとうございました。