皆様、こんばんは。

毎日20時45分にブログアップの

HAPPY親子塾の浅賀です。

 

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小学校期は一般的に、自己中心的な

幼児期を抜け出す年齢から、自己に

目覚める思春期初期までの6年間-

すなわち、幼児期から思春期まで-

ですから、その心身の発達はかなり

のものであるにもかかわらず、家庭

教育の上では安易に考えられやす

い時期と言えます。

 

このことは逆に言えば、幼児期や青年

期に比べて身体的にも精神的にも安

定した時期だと言えるかもしれません。

 

小学生期は家庭教育上「安心の時期」

でありますが、ここに問題のポイント

あると言うことになります。

 

「安心」の裏に隠されている子どもの

発達の意味をしっかりとつかむことが、

この時期には特に大切だと言うことで

す。

 

1年生

 

小学校では毎年5月から6月頃にかけ

て健康診断を実施しますが、この時の

身長や体重測定などの体位の測定で

は、少しずつ体位が減少してくる子ど

もがいます。これは、小学校の生活が

幼稚園や保育園の生活とかなり違っ

ていて子どもの負担になることを示し

ているのです。

 

幼稚園や保育園と小学校の生活の違

いは、

①時間による制約がはっきりしている。

 

②何から何まで自分一人でしなければ

ならないことが多い。

 

③「学級」という集団を単位にした生活

になる-ここでは集団の一員としての

行動がもとめられる。

 

今までは、自分を中心に世の中が回っ

ていると思っていたのに、それが否定

されるのですから、子どもにとってかな

りな負担です。

 

また、集団の一員としての子どもは、

みんなと平等に取り扱われますし、

自分と違ういろいろな友だちと一緒に

行動することが求められます。

このことは、かなりな重荷になります

から、この時期はまず集団生活へ

適応させることが大切です。

同時に、基本的生活習慣をきちんと

繰り返し身につけることがその後の

生活に大きく影響します。

 

2年生

 

幼稚園の子どもは、友だちと一緒に

遊んでいる場合でも70%の子ども

は、それぞれが孤立的だと言われ

ます。ところが2年生になると急激に

友だちが増えてきます。

この傾向は、1年生の後半頃から

目立ち始め、2年生では集団として

のルールをもった遊びを好むように

なります。

 

それぞれの役割意識が出始めるのも

この時期ですし、集団遊びを通して

「自分」を認めてくれる「他人」の存在

を意識することができるようになりま

す。

この「自己」と「他人」の意識化によ

って、子どもは次第に「自己中心性」

から脱却しますし、友だちの比重が

大きくなったりしていくのがこの時期

です。

 

「自己中心性」からの脱却によって、

現実的な思考ができるようになり、

夢と現実の区別もはっきりとつくよ

うになります。

また先生や友だちの話の意味を聞き

分けることもできるようになります。

「聞く」というのは、学習の基本です

から、しっかり聞くことができるように

することが大切です。

 

集団生活のきまりがわかり、先生や

両親の権威を認め素直に従おうと

する、最も子どもらしさが輝いて見え

る時期だと言えます。

 

 

3年生

 

3年生になると、ますます友だちへの

比重が大きくなりますが、今までいろ

いろなことをよく話してくれた子どもか

ら、あまり話しをしてくれなくなったり

この時期の子どもの生活をみている

と、友だちとのことがすべてに優先し

ているかのように見えます。

 

小学校の生活にも慣れますし、友だち

の中で適当な「自分の位置」を占めて

いる子どもが活発に活動するこの時期

は、「安定と活動」の時期といえます。

よくギャングエイジと呼ばれるのもこの

時期の子どものことです。

 

しかし、気をつけてみると子ども同士の

トラブルが増え、しかもこのトラブルを

自分たちで解決しようとしますから、

仲間外れができたりするのもこの時期

です。

 

両親にとっては、子どものことの情報

が今までよりも少ないのに、家庭では

子どもの様子(行動)の背景をしっかり

とつかむことが求められる大変難しい

時期だと言えます。

 

学習の上では、自己中心的な行動から

の脱却がさらに進み、物事が客観的に

考えられるようになるのが、この3年生

です。一般にこの時期に、聴覚型の記

憶から、より客観的な目で見てものを

記憶する「視覚思考型」へ移行すると

言われています。

 

ですから、学習の上でも、3年生は非常

に重要な時期で、今までの学習成績に

変化が表れることもあります。

最も手のかからない時期と言われてい

る3年生が、実は非常に重要な時期な

のだということをしっかりと押さえること

が、家庭教育の上でも大切なことにな

ります。

 

学力上の躓きも2年生から3年生で顕

著に見られるようになりますので、見

届けが必要です。

 

家庭教育の課題

 

1 自己中心的な言動から社会化を

促進する。

・集団での遊び-友だちとの信頼関係

・基礎的な習慣-生活や学習の習慣

 

2 集団生活のきまりを守る

・言葉遣い-ありがとう、ごめんなさい

・公衆道徳-人に迷惑をかけない

 

発達段階を確認した上で、子どもとの

会話や行動を心がけましょう。

 

 

最後まで、お読みいただき、

ありがとうございました。

 

 

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