昨秋退職後、郷里の甲州市で周囲の皆さんに助けられつつ見様見真似でぶどう栽培してきましたが、なんとか帰農初年のぶどう収穫を終えることが出来ました。
ご利用や応援して下さった方々に心より感謝しております。ありがとうございました。
最後の収穫ぶどうは、甲州白ワインの原料になる甲州種です。
勝沼町では古来から栽培されていて、かつては「本ぶどう」と呼ばれ、デラウェアやネオマスカット、巨峰等と並び生食ぶどう主軸の一つでした。日本産らしい控え目ながら奥深い独特な食味風味で、子供の頃は冬に炬燵でみかんと一緒に食べてました。
当時は、岡山県産のマスカットオブアレキサンドリア、所謂マスカットが最高級品種でした(食べたこと無いです)。
その後の品種改良や栽培技術進歩で、次第にピオーネ、甲斐路、ロザリオ(ロッソ、ビアンコ)、ルビーオクヤマやそれに続く藤稔、シャインマスカットなどの大粒で食べ応えのある品種に置き換わり、甲州種は今では専ら醸造用として少量栽培になってます。最近では一房数万円以上もするルビーロマンや富士の輝、ナガノパープルなどの超高級品種が次々に登場し、ぶどうはバリエーション豊富な素晴らしい果実種になっていると思います。
甲州種は栽培の手間があまり掛からないことと、純日本産の甲州種製白ワインはお刺身に合わせても生臭さやエグ味が強調されず、むしろ日本酒のように魚介類が美味しく頂ける稀有な良さがあります。華やかさには欠けますが、今後も栽培し続ける価値があるぶどうだと思っています。
<日本古来の甲州ぶどう>
<収穫を終えて空になったぶどう棚>
ぶどうの収穫を終えた今、残るは11月のキウイの収穫、その後は秋冬の力仕事系農作業が待ってます。
趣味の家庭菜園の延長でのんびりと果樹栽培していくつもりが、身から出たサビ的な諸般の事情で、孤独に農家せざるを得ない状況になってしまいました(😆)。
SNS修行、工事中ですが、下記の入り口も使えるように四苦八苦してます。
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