野球をやっている息子。
先日の練習中、送球を顔面に受けて倒れこむ。
すぐに駆けつけ、冷やす。
どうやら大丈夫そうだな・・・
しかし、いつまでたっても動こうとしない。
(また、これ幸いにと、サボりっ気が出てるな・・・)
ここは敢えてひと声かけて、練習場をあとにした。
その場にいれば、恐らく甘えて帰りたがるであろう・・・と思ったから。
(でも、恐らく最後まで練習することはないだろうな・・・気合い入れ直してやってくれるといいのだが・・・)と思っていると・・・
案の定、数十分後にお茶当番のお母さんからTEL。
「痛そうでテンション低いから、コーチと相談して帰らすことにしたので迎えに来てください・・・」と。
到着したとたん、待ってましたとばかりに帰り支度をする息子。
駆け寄る自分。
「大丈夫か?」
そんな言葉を掛けてくれる・・・と思っていたのだろう、きっと。
自分は言った。
「試合中にボールが顔に当たったら帰らせてくださいって言うのかお前は!?」
「痛い痛いでテンション下がるのか?」
思わぬ叱責に言葉が出ない息子。
周りのお母さんも驚いた様子。
自分の叱責は止まらない。
「個人競技ならいい。自分がどうなっても迷惑にならん。野球はチームプレーだ。ひとりテンション下がって勝手なことするのは頑張っているみんなにも、教えてくれている指導者の方々にも迷惑だ。そんな中途半端な気持ちでやっているならやめてしまえ!!!」
気まずい雰囲気の中、みっともないところをお見せしてすみません、と謝って帰宅。
帰宅してからも、野球に限らず、中途半端な生活態度があることに対して説教すること十数分。
問いかけに言葉少なに答えながら、反省の態度を見せる息子。
説教が終わり、横にさせながら患部を冷やす。
冷やし始めて、5分もたたないうちに寝息をたてて寝始めた息子。
寝顔を見ながら、考える。
(息子は、今のままでいいのだろうか?自分と2人の生活になって1年半。寂しさもある・・・辛さもあるところに加えて、今日のように優しくして欲しいであろうところで逆に叱られて・・・息子は、どんな思いでいるのだろう・・・???)
あれから数日。
顔の腫れもだいぶ引いて、本人も至って元気。
ただ、自分の心にブレが生じているのがわかる。
このままでいいのだろうか?と。
母親の優しさを得られず、父親を選択したのに・・と思っているのではないだろうか・・・
叱責していたあの時、お母さん方のひきつった表情は、厳しく接する自分への批判的な眼差しにもとれた。
人は人、自分は自分・・と割り切ってみてるが・・
息子も、当然ながら1人の人間。
中学1年生。
もう中学1年!?それとも、まだ中学1年!?
離婚の選択は、自分にとってベストではないが、ベターであった。
が、息子は今、どうなのだろう・・・
悩みながら更けていく夜が続く・・・
息子の思い・・・いかばかりか・・・。