台風が続いた後は、爽やかな秋晴れが続いていますね。
11月には、例年快晴になる「特異日」が多いそうです。
日頃のストレスを和らげるためにも、
ぜひ美しい紅葉を見に行かれてはいかがでしょう。
遠くの山まで出かけても良いですし、
近所の公園を散歩するだけでも違いますよ?
さて、今週の一言は「過去は変えられる!」です。
「過去は変えられる」
私がそういうと、みなさんびっくりします。
でもこれは本当のこと。
そして誰でもできる、簡単なこと。
もちろん、過去の現実を変えることはできません。
けれども、そもそも「過去」とは何を指しているのでしょうか?
昔の体験、昔の記憶……その人の意識の中にある「過去」は、
現実そのものとはちょっと違っています。
その人がどう感じているかという、
「その人なりの意味付け」がされたものなのです。
ですから、過去に対する考え方を変えるだけで、
その人にとっての「過去」は変わる……ということになるのです。
たとえば、人前で話す仕事につきたいといいながら、
いざ人前に出るとあがってしまってどうしてもしゃべることが
できないと言う人がいました。
その人の過去にさかのぼってみると、小学生のときにその原因がありました。
「しゃべり方がおかしい」といって、お兄ちゃんが笑ったというのです。
それで「自分のしゃべり方はおかしい」と思い込み、
人前で話すことが苦手になっていたのでした。
そこで、彼女に過去のその場面をよく頭の中で再現してもらいました。
すると驚いたことに、お兄さんはまったく別のことを見て、笑っていたというのです。
「お兄ちゃんが笑っていたのは、私のしゃべり方じゃなかった。
なんで私は、何十年もこんなことに縛られていたのだろう?」
それからは、だんだん人前で話すことが当たり前にできるようになりました。
過去の現実は変えられないけれど、
自分の中の過去は変えられる。
しかも自分が勘違いをして、思い込んでいただけ……ということが、
実はかなり多いのです。
子供のころの出来事は人生に大きな影響を与えますが、
子供であったがゆえに理解力が足りず、
間違った解釈をしていることが多いのです。
それをそのままひきずっていたのでは、もったいないですよね?
私達は過去を意識して、納得することで、
その呪縛から逃れられるのです。
ぜひ、今の自分を制限している過去の出来事を……振り返ってみてくださいね?