第14話 その①「ちょうちんおバケ捕物帖」
コロ助のポンコツレベル ☆☆☆☆☆
1988年6月26日放送/脚本 雪室俊一
※今回もコロ助はポンコツではない※
お店の手伝いがあるからと、明らかな嘘をつき連日に渡り掃除当番をサボるブタゴリラとコバンザメのトンガリ。
本当にお手伝いをしているか怪しいものなので、学校帰りに八百八を覗こうとキテレツとみよちゃんが歩いていると。
みよ「あれコロちゃんじゃない?」
キテ「? ああ、みっともないな〜、泣きながら歩いて・・どうしたんだろう」
©藤子プロ/ADK (dアニメストア視聴)
コロ「悔しいナリ、無念ナリ(T_T)」
どうやらブタゴリラに ”たい焼き” を取られたと。
空き地でたい焼きを頬張るブタゴリラとトンガリを発見し「手伝いなんかしてないじゃないか!」と怒るキテレツたちに、悪びれもせず「その前に腹ごしらえだよ」と言い放つ悪ガキども。
たい焼き…10個くらい取られているね。
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キテ「それはコロ助のたい焼きだろ」
トン「ロボットがたい焼きを食べるなんて10年早い」
うわああ。
コロ「ロボットではないナリ!武士ナリ!!」
トン「そんな無神経で武士がつとまるか」
今日はよく喋るねマザコン。
みよ「コロちゃんのどこか無神経なのよ」
ブタ「八百屋の息子の前でたい焼きなんか食うからだよ!オレの前ではイチゴとか桃を食え」
もう理論がめちゃくちゃだ。
掃除はサボるし弱いものいじめはするし、反省しないどころか暴力的なブタゴリラに怒ったキテレツ。
「ボクは怒ったぞ・・」とペラペラとキテレツ大百科をめくる・・。
怒らせてはいけない相手だよね、このマッドサイエンティスト。
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今回の発明は、どんな小さな悪も許さない ”必殺召し捕り人(ひっさつめしとりにん)”。
ブタゴリラが泣いて謝る道具ということ。必ず殺すんかな。
完成後、解き放ったわけでないのに勝手に家の中で悪事を探し出し、ママを縛り上げてしまう。
ただ夕飯を作っている途中につまみ食いしただけなのに。しかもカマボコを食べただけ。。
こわあ。
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今度は帰ってきたパパを・・。
どうやらパパは通勤定期券の期限が昨日で切れていることに気づかずに無賃乗車してしまったかららしい。
恐るべし召し捕り人…駅員さんさえも気づかなかったことを。そして胸ポケットを漁って定期券を見ないと分からないようなことを。
召し「どんな悪も見逃さない!!!」と。
なるほど。
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食事中も監視されているので暗い雰囲気の食卓。
コロ助がジャガイモを落としてしまって「ごめんなさいナリ」って焦って謝るも、制裁を加えられたのはまさかのジャガイモ!? どうやら逃亡罪ということらしい。
食後、キテレツが大百科をもう一度見直してみると、どうやら作り方を間違えていたらしい。
おい!
そうこうしているうちに消灯時間を勝手に決められ電気を消されるし、真夜中に「火の用心!(カンカン!」と叫びながら家中を歩き回るし、逆にオマエが悪なんじゃないの?ってくらい迷惑この上ない召し捕り人。
いよいよ怒ったママとパパがキテレツの部屋へ向かうと、「お上に逆らった罪」ということで子供たちは締め上げられていた。
消灯時間に関して物言いしたからなのだろう。
生み出したのはキテレツなんだから、オマエにとってのお上はもはやキテレツなんじゃないの?
そんな状態なのに、召し捕り人を改修せずに翌朝は学校へ行ってしまうキテレツ。
え…?不安じゃないの?
キテ「3時になったら召し捕り人を学校に連れてきて」
コロ「それまでにワガハイが召し捕られないといいけど・・」
昨日の状況から考えると縛り上げられて身動きとれないよね、コロ助もママも。
さて放課後。
お店を理由に掃除をサボっていることがお母さんにバレて怒られたブタゴリラは、今までサボった分みんなの代わりをしろとも言われたらしく「お前ら帰っていいぞ」とキテレツとみよちゃんへ。
一方、教室内の状況が分からずキテレツに言われたとおり学校へ来て廊下でスタンバるコロ助・・。
ブタゴリラへの復習を実行するのか。がんば!
コロ「いいか!? サボって出てくるヤツを一網打尽にするナリっ!!!」
召し「ガッテン承知之助っ!!!」
コロ助まじで殺る気だね。
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ブタ「さあ帰った帰った!^^」
そして廊下へ一歩足を踏み出したキテレツとみよちゃんをサボった奴と勘違いして「御用だ〜」と召し捕り人が縛り上げる。止めに入るコロ助も「庇い立てするヤツも容赦しない!」と召し捕られる・・。
・・・。
家に帰って「なんとかあいつをおとなしくさせないと・・」と、今更じっくりと大百科を読むキテレツ・・「あ! ”これは全く融通の効かないからくり人形のため取り扱いにあたっては慎重を要す” だってさ」
おい!!キミはいつも大事な部分を読み落とす!
その後「ど〜こ行っちゃったんだろう召し捕り人」と町中を探し歩くキテレツとコロ助。
なんだよあいつ行方不明だったのかよ。
「でええええ、たすけてー!たすけてー!」叫び声が。
悪さをして召し捕り人から逃げ惑うブタゴリラとトンガリを発見。
で…逃げる2人を追いかけるも召し捕り人が横断歩道を渡っている最中に信号が赤になり、ちょうど居合わせた婦人警官に「そこの人!!!(警笛ピーーーーー!」と注意を受けると「信号無視で御用だ!!!」と自分を罰しようと混乱し、自らを召し捕ってジタバタ。
その間にブタゴリラたちは逃げたっぽい。
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コロ「まったく融通の効かない召し捕り人ナリ・・」
カンッカンッ!(火の用心の音)
今回のテーマは ”復讐するならちゃんと計画性をもって” みたいなところ??
総括
本来の目的であるブタゴリラへの復讐は…もう完全に計画倒れ。
発明品の改修すべきところを速やかに対処しないし大切な説明を読み飛ばすなど、ブタゴリラの行動を予測できなかったとはいえ、キテレツ自らの失態により最後まで召し捕り人に振り回されて終わった。
この前の増水事件の時もだけど、道具をつくるのに説明をしっかりと読まないことがまず問題。製造者責任って何?っていうことをキテレツの製造者であるママとパパからもしっかりと叩き込んでいただかないと今後もこの町内が危ないと思います。自分たちも身が持たないはず。
しかも、たい焼きを取られて泣きながら歩いているコロ助のことも「みっともないな〜」なんてキテレツは言っているけどさ〜、かわいそうじゃん5才児なんだよ。
たい焼きを取り返すか、弁償させるか・・復讐が失敗したにしろ何かしらケジメはつけさせたほうがいい。
んで、そもそもなんだけれども、大百科のこの召し捕り人のページは破り捨てたほうがいいのでは?ぜったい江戸時代当時も扱いに困っているから注意書きがあったわけでしょ。あれだけ融通が効かないし、見えないものも見えちゃうみたいな(パパの定期が切れているとか)、、、もう中国共産党ばりに監視が厳しい。改良できないならば存在自体を葬ったほうがいいかと思いましたね。
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