ヨガアサナ、ポーズによる身体への働きかけは
伸張 (最大テンション/ストレッチ)
圧迫(コンプレッション)
捻り(ツイスト)
です。どの身体の部分にもこの作用を起こすのが理想で、
その目的は
身体組織の老化、退化させない、
気エネルギー(プラーナ)を流し、活性させること。
(筋肉組織はダメージを与えて太らすみたいなこともしますが、関節はダメージを受けると元に戻りません)
コンプレッションには気をつけて。
膝関節、よくヨガで怪我が多い場所です
膝関節の痛みの原因に
股関節の硬さが関係している事が良くあります
膝関節が痛いときは
股関節に原因を追求する、という考え方が定番。
股関節周りはタイトでも神経感覚としてそれほど鋭く知覚できない故、
、膝関節に負担を強いることになります
慎重に陰ヨガしてくださいね
膝関節の機能的な正しい動き
としては屈伸運動と回旋運動を行なう螺旋関節となっている。
股関節は
球関節。
股関節にコンプレッションがあってテンションが感じられない場合は
テンションを感じる場所を探します。
骨と骨のコンプレッションがある場合、
そこに居続けても永遠にテンションはやって来ません
永遠に待ってしまって血流の阻害を起こすのリスクもあります。
股関節の組織にダメージが起こる。
最悪、大腿骨頭の壊死。
チャイルドポーズは
股関節に圧迫を起こす、じゃなく、鼠蹊部筋膜に圧迫を起こしマッサージ効果を得る
基本、足首は真っ直ぐから。
カカトを脇にだして、両足内に座った時点で既に内旋が起こってます。
(膝に注意)
内旋型の方はここから、
更に内旋を促進させるように
工夫がはじまります。
それがいわゆる、足首を曲げ、つま先をそとに出す、女の子座りの足型。
(アイアンガーヨガでは厳しく禁止されてます。).
つま先をレバー、梃子にして(膝痛に注意)大腿骨を外旋させる。
膝の広いサドル。↓外旋型の方はこれで良い。(内旋出来ないから。外旋させた方がストレッチを感じる、膝も安全、)
↑ここから坐骨をカカトにつける、
なんて事も、
それが可能な骨盤を持っていれば出来るし、持っていなければ、怪我するだけ。
機能的ではないことはやる意味はありません。アヒムサを思い出しましょう。
痛いのを我慢する意味は全くありません。
股関節が屈曲する時、外旋を伴い、
伸展する時、内旋を伴う。
が、その範囲は人それぞれ。
個体差、に気づきましょう。
ディープストレッチをタダすればいい、
と考えずに、
このポーズの目的は何?
ターゲットエリアに含まれる関節の構造は?
組織をムダにダメージ与えて無いだろうか?
と指導時には考えましょう
構造を把握して指導しないと
はチョット危険です
圧迫も時に心地よい感触がありますが、
避けたいのは
機能に反して、圧迫すること。
わかるかな?
ヨガインストラクター自身の身体が曲がるから、
他者の身体も可動可能である
と勘違いして
クラス指導すると怪我に繋がります
指導者本人の身体特徴を自己把握して
内旋型なのか外旋型なのか、
アサナを見直していくと良いと思います
実は、イキナリ、ビラーサナ(英雄座)の女の子座りを即されたことがあります
(今日のブログを書こうと思ったきっかけです。)
(いやいやいや、陰ヨガだからアライメントないとは言え、これは最後のバリエーションだから❗️エクストリームなバージョンですしかも。)
アイアンガーヨガをされている人には信じられないかもしれません。
これで、陰ヨガをやっぱり危険なヨガ、と思わないで欲しいと懇願します。
あー陰ヨガってまだまだ誤解されてるのかなー勉強の機会って少ないのかなー
と思いました。
日本ヨガ界ではやっと解剖学ブームでありますが、まだ平均的に広まるまではないのかなー。
全国の解剖学を指導するヨガの先生、頑張ってください〜〜!解剖学マニアの方は是非その知識を仲間とシェアしてください〜〜
陰ヨガとアイアンガーヨガは正反対と考えられがちですが、
解剖学は陰ヨガでも必須です。
陰ヨガを勉強する機会のない方、もしアイアンガーヨガが身近にあったとしたら、是非最初にアイアンガーヨガを学んで欲しいと思います。
安全を求める姿勢は同じ。
基本があってこそ、そこから概念を取っ払うことができます。
取っ払ったところ、バランスを保ったところに陰ヨガがあります
陰ヨガでは、女の子座りの型もタブーではない、、、とは言え、
構造が違えば、やはり、怪我に直結。
それは当たり前な知識です。
まあだいたい半分以上の人が女の子座りで怪我するから、アイアンガーヨガではタブーにしてます。
アイアンガーヨガも一辺倒に一つのルールを全員にアプライするワケデハないと私は知っています。ベテランな先生は必ず絶妙なアジャストが出来ます。
親愛なるドミニカ先生は一人一人の骨格を先ず見ます。
ヨギになる人は人よりどこかしら関節が柔軟である場合が多いので、
そこをシッカリ把握して、
指導にあたられると間違いないのかな、と思いました。
最悪は、、
(特発性)大腿骨骨頭壊死症
骨頭に血液を送る大腿動脈と静脈は右図のように走っています。血管の走行は非常に複雑であり、 血行障害を起こしやすい構造になっています。大腿骨骨頭壊死は、この大腿骨頭栄養血管の血流が悪くなり、 骨が壊死してしまう病気です。多くは原因不明です
また、大腿骨骨頭壊死症は国の特定疾患に指定されています。
怖いですね、こんなこともあり得ますから、
要注意です。