前回からの続き。

あるサイトでは、「仙腸関節は日本では動かないとされていて、諸外国では動くことは当然認識があった」、とかかれていますが、
逆だったと思います。

いわゆる、「西洋医療」=「医学」では、仙腸関節は動かない関節と定義されていたはず。
骨盤ダイエットで日本中、大ブームだったころ、医学界では、そんな締まるとか緩むとかいう機能は骨盤及び仙腸関節には無い。動く関節では無い。
討論終わり。
って感じだったみたいです。
ある産婦人科医師さんも、「え?骨盤って動くの?」って聞き返してくる程。私は確かに聞きましたよ。こっちが、え?知らないんですか?って。
この時初めて知った。骨盤動くとか言ってるのは医師でない人達だけだって事。

陰ヨガのわが師匠、アナトミー(解剖学)でDVDまでだしちゃってるPaul Grilleyさまさまも、「動かない。機能的に無理。聞いたこと無い。エンドオブストーリー。ピリオド。」ってかつては言ってました。
今は、(筋)膜で身体は出来てるから引っ張られることもあるだろう、、、
ぐらいには言葉を和らげましたが。
ニューテーション(うなずき運動)はする、と説明してました。

ごく最近、世界的に、
仙腸関節は半関節であり、動きが僅かながら存在する。
頷き運動を2~3ミリのみする。
動きは、カタツムリがヌルッと滑る様な運動状態で、前傾か後傾をする。歩行などで生じた骨盤から脊椎への衝撃、重力不可を仙骨部分でクッションとして吸収する。

のだ、と認識されました。

あくまで、骨盤周辺の収縮、緩和の様な動きは周辺筋肉の緊張と緩和によるもの、
です。
いわゆる、骨盤ダイエットなどにみる「ゆるんだ骨盤」と表現されるもの、ですね。

東洋医学と言われる、整体の先生がたは、それ迄の観察において各人の経験値から「骨盤の歪み、捻れ、矯正」があるとし、治療してきました。

それは、全く、「骨盤」、「骨格」だけに問題を見ていたのではなく、
骨盤周辺、全体の様子を観察していたものと思います。

運動指導者、美容セラピストは、それぞれの知識から、使用した言語を混同したのではないか、と考えます。

身体の重要な部分は固い(強い)靭帯に守られています。
加齢や運動不足により、その強い靭帯が硬化し、運動機能が妨げられる。
それが、身体全体のバランスや循環に不都合を起こし、数々の身体不調症状があらわれます。

骨盤、
骨、
骨格、

或いは、
筋肉、筋膜、

だけに小さな焦点を合わせて考慮するのではなく、

全体を見る様にしたいものです。

血液も、血管も、臓器も、骨も、靭帯や腱もみな繋がって身体は出来ています。
一つだけが悪く、不調なハズはありません。

細胞が、コラーゲンがアミノ酸が、問題なのか?

いやいや、
心理が身体を変えることもある。
身体が心理を作ることもある。

身体は本当に摩訶不思議。

色々な要素に影響されます。



しかし、ちまたの、
「骨盤がふわふわ動く」(まるで自在に5.6センチも動く様な)
とか
「骨盤をキューッと締めて/閉めてダイエット」とか

惑わされないように。

女性のムーンデイには子宮が充血して子宮自体が2.3キロ増えたり、ホルモン変化のせいで身体が影響をうけ、腸内から水分が排出来ないことで2.3キロ、そのせいでお尻のメジャーサイズも2.3センチ増えてしまうことは実際、当然におこります。

だけど、それは、骨盤がガッツリ「開いた」せいではないです。

(もちろん、それらを支える骨盤だから、ズッシリと重くて多少お腹が伸びたり、上部が開きがちかも。生理に近づくと妊娠中みたいなホルモン作用で皮膚も靭帯も伸びる事も確認されてるし。でも元に戻るよ。いや、ハズだけど。不調を感じたら婦人科、内科へGO❗️)

でも、本当に本当に骨盤や骨盤底にゆるゆる感があったなら、
骨盤引き締め感や、体軸をしっかりさせる為に、
腸筋鍛えたり。
腹筋鍛えたり、
物理的?身体的、筋トレ的なアプローチはかなり重要です。
姿勢修正とかね。骨格を筋トレで再構築する気でね。


仙腸関節は頷き運動が必要だから、クラスでブロックワークはするけどね。その時だけ自動ロック機能を解除します。
重要は重要よ。動かなきゃだめだけどね。
加齢と共に硬くなり正に動かなくなります。

私の最近の骨盤に対しての結論

「靭帯柔らかくして、引き上げ筋力つける為に腸筋やコア体軸)を鍛えよう。」
腸筋って、骨盤内側の筋肉ね。
腸腰筋も大切だけど、