一昨日の夜のこと

木々の揺れる音や強い風の音が聞こえはじめて
雨も激しく降っていました

時折、窓がブワン!と押されるような
風圧を感じる 台風みたいな強い風

日をまたいだ頃から
外はなかなかににぎやかな夜


夜が明けて
昨夜の風雨はなんだったの?っていうくらいの
お天気で迎えた春分の日の朝


顔をジャブジャブっと洗ったわたしは

おもむろにライアーを背負って
なんとなく近くの氏神様へと足が向く


家族のご飯の支度もしてないし
創作やイベント準備もしないとなのに

なんで私は今外に出てきた?

花粉対策もしないまま無防備に歩く自分に
オイオイ、また目が痒くなっちゃうよと思いつつ
ま、行ってみようか、と身を任せてみる


この先を左に曲がるところに
山道に入る一番最初の鳥居がある

その手前に
なにやら葉っぱのかたまりが

昨夜の風の仕業だね
風が回って吹いていたんだね
上手に集めたね〜

通り過ぎて何気に振り返ると

それは
風からの贈り物でした
ハート💓のカタチ



紅葉の花


サルノコシカケ
これもハートだ💓
さっきの落ち葉とおんなじカタチ


いやぁもうほんとに
木々が伸びやかで気持ち良さげ


氏神様に手を合わせ


神社の裏手の木立の中にある
ちょっと小高い展望広場のベンチで
ライアーと過ごすひととき


ここはいつ来ても
木と風が優しく包むように迎えてくれる場所


目を閉じて
自然の音と頬を撫でゆく風の感触を感じて
瞼の向こうで変化する明かりの色を感じて遊ぶ


ライアーと一緒に音を出して遊んでいると
だんだん小鳥たちが近くの木に集まってくる

小鳥たちのさえずりがとっても可愛いから
おしゃべりする声を聴こうと思って
ライアーの音を止めると小鳥も黙る

ライアーを再び奏ではじめると
また小鳥もおしゃべりをはじめたりする

一緒に歌うのが好きなのね


この日は鶯も
近くでホーホケキョウの声を響かせている

姿を見せて♪
思いながら木立の中を目で探すけど見つからない

ウグイスさん、いい声だね〜


落ち葉の上をせっせと歩き回っていた鳩たちも
そのうちまわりにやってきてきて
地面に身を落とし
身体をふっくらさせてじっとしている

そのうち、一羽、また一羽と
みんな目を閉じていく


・・寝てるの?


鳩の羽
よく見ると玉虫色に光る綺麗な色なんだね


この日は猫もやってきた


ライアーを奏でている間中、猫はわたしが座っている正方形の木のベンチの真下に入り
じっと身体を丸めて目を閉じていた

すごいね、猫ちゃん
真下は音が一番響く特等席だよ
わかってるんだね

・・寝てるの?


1時間くらいのんびりしたので
そろそろ帰ろうかな〜と音を止めると

猫はベンチの下からまた静かに出て行った


バイバイ
またね




桜も咲き始めて


紅葉も綺麗で




花も




葉も



みんな愛しい



木立を外れて神社を抜ける通り道に出ても
鶯はまだ近くで鳴いてついてくる


立ち止まって鶯に挨拶


ちょっと写真を撮ってもいいですか?
その声を撮らせてもらってもいいですか?



写真はピントがなかなか合わないので
ビデオモードに


撮るなら鳴かないヨ

また来て
一緒に歌おう



すぐ近くに来て姿を見せてくれたので
お友達になった春告鳥さんを紹介します



春分の日は
なんとなくの感覚に導かれて