告知 | 乳がん患者の日常・・・割と淡々

乳がん患者の日常・・・割と淡々

乳がんと告知されました。
日々を綴っていきます。

入院までにせめて告知の日には追い付いておきたいな・・・ということで。


洗濯機が壊れたまま告知の日。
その日はなぜか「いい夫婦の日」。
「いい夫婦」よろしくデパートで待ち合わせだったけど、行先はクリニック。

受診したその日に既に半分告知を受けたようなものだったので
心の準備はそれなりにしてました。
そもそも、指定された時間が診療時間外だったので、
これはもう告知以外にないでしょ?という感じ。
なので、「がんです。」
と言われた瞬間には「やっぱりね」とはなりましたが・・・
でも、涙が出ました。
涙ぐむ私の手を夫がぎゅって握ってくれました。
細胞診の結果は、クラス5。
間違いなくがん細胞だってことなのかな。
そして、紹介状を書いてもらうことになりました。
これからずっとお世話になるかもしれない病院。
先生は近いからと I 病院を勧めてくれたけど、私の中では H 町病院も気になるところで・・・
急いで決めずに、土日のうちにゆっくり考えましょうか?
と美魔女先生がおっしゃるので、とりあえず持ち帰りになりました。

受診から告知までの1週間のうちにかなり心の準備をしていたので、
受診日よりはショックはなくて。
あぁ、やっぱりがんなんだ・・・ってぼんやり思うだけでした。
受診したクリニックは福岡の中心部にあったので、
クリニックから一歩出ると街は既にクリスマス。
街行く人たちが楽しそうに見えて、
なんだか自分一人が部外者だって感じがしてました。
冷静なつもりでいたけれど、こうして思い返してみると、
この時はほんとうに自分のことで精一杯でした。
でも、とりあえず次なるステップ、
病院を決めること
へ気持ちを向けることにしたのでした。