クッキー作業のお手伝いに行き始めてすぐに打ち解けてくれる訳ではありませんでした。

 

メンバーたちはみんなとても素直なので、気持ちがそのまま態度や表情に出ます。

 

「この人どんな人だろう?」

「ずっと来るのかなぁ?」

 

そんな気持ちが見ていてわかりました(^^;)

 

「きちんと継続して関わること」と「誠実に向き合っている」と必ず受け入れてくれます(^^)

 

メンバーの中に「いっちゃん」という男の子がいました。

 

重度の身体障害の男の子。

と言っても養護学校の高等部を卒業後にその作業所に入ってきたのですが、その時の身長が100cmくらいだったかなぁ。体重が15キロくらいだったと思います。

いつも穏やかな表情でしたが、いっちゃん自身が馴染んでくれないと緊張して身体が硬直します。受け入れてもらうには時間がかかります。そんないっちゃんにお昼ご飯の食事介助をした時ににっこり笑ってくれてご飯を食べてくれた時は本当に嬉しかったことを思い出します。

 

いっちゃんは、ちょっとした風邪で誤飲性肺炎で亡くなりました。いっちゃんの20歳のお誕生日の前の日でした。

 

あっという間のお別れでした。

 

つらいお別れもありましたが「仲間にしてくれてありがとう」ってずっと思っています。