[腓骨筋群]
●長腓骨筋
【起始】
腓骨頭、腓骨体上部外側面
【停止】
内側楔状骨、第1、第2中足骨底
【支配神経】
浅腓骨神経 (L4、5、S1)
【作用】
足関節の外反、底屈
【メモ】
下腿の外側部にあり、外果の後方を回って足底に達し、第1、第2中足骨底に停止する。
●短腓骨筋
【起始】
腓骨体下部外側面
【停止】
第5中足骨底
【支配神経】
浅腓骨神経 (L4、5、S1)
【作用】
足関節の外反、底屈
【メモ】
下腿の外側部にあり、外果の後方を回って足底に達し、第5中足骨底の外側に停止する。
足関節捻挫の際、本筋の停止腱部は裂離骨折を起こしやすい。
外果の後方で短腓骨筋の腱を触れることができる。
長腓骨筋、短腓骨筋とも足関節の底屈、外反の作用をもち、足根部では上腓骨筋支帯、下腓骨筋支帯の下を通過する。
ともに浅腓骨神経の支配を受ける。
足関節の内反や外反は、平坦でない地面を歩く際、足底を地面に適合させるように作用する。
内反は外反より運動範囲が大きい。これは外果が内果より下方にあるためである。