「がん」と診断されて、まず思い浮かんだのが見た目の変化。
私の父が、胃がんで1年間術後化学療法で脱毛して、男性でも髪の毛がなくなり見た目が変わってしまったことがとても精神的に辛そうな様子を目の当たりにして、 女性だったらどんなに辛いだろうかと思ったものです。
まさか、私もそうなるなんて。。。
早速、医療用ウィッグがどのようなものがあるのか、脱毛にかぶる帽子でいいカンジのものがあるか、ネットで調べ始めました。
検索しているうちに、化学療法の点滴中に他のがん闘病者さん達は「頭皮を冷やす」とか「指や足を圧迫、冷却している」という情報を目にしました。
私がネットからの情報から準備したアイテム一覧と実際に使ってみた感想をシェアします。
まだ、化学療法は1回しかしていないので、感想は少しずつ追加していきます。
少しでもご参考になりましたら幸いです。
副作用対策に準備したもの
頭皮冷却グッズ「愛帽」
やはり、脱毛が心配だったので、頭皮を冷却出来るアイテムがないか、色々検索したんですよね。
最初は、「ひんやり帽子」という商品を発見したのですが、
そこから頭皮冷却帽子「愛帽」の情報に辿り着きまして、本格的にキンキンに頭を冷やせそうだと思い購入してみました。
このクーラーボックスに冷却アイテムを入れて病院に行きました。
愛帽を使ってみた感想は後日、シェアします。
販売元のアイスジャパンさんのお問い合わせページから連絡したところ、
「まずは担当医の方に化学療法中に頭皮を冷却しても良いか許可を得て下さい」と言われまして、先生よりOKを頂きまして購入しました。
5万円くらいです。
愛帽を着用する時に、帽子をベルトで締めるのですが、大き目の鏡があると便利だと聞きまして、100円ショップで自立する鏡も購入しました。
保冷剤・保冷バッグ
手や足の爪を冷やすアイテムを100円ショップなどで調達。
こちらは、固くならなくて、4時間効果が持つそう。
結構人気商品みたいで、ダイソーで2個しか購入できませんでした。
保冷バッグに足と保冷剤を入れてチャックを閉めるという方法をネットで見て用意してみました。
圧迫用指サック
手を圧迫する時に指サックしているという情報を見たので買ってみました。
医療用腕を圧迫するためのサポーター
ネットで見たら、手袋とセットで腕もサポーターで圧迫しているという方がいて購入してみたのですが、点滴している側の腕は点滴中は着用出来ませんでした。
点滴が終わったあとに着用して帰宅しました。
業務用手袋(SSサイズ)
手袋を二重にすると圧迫出来るということで、購入してみました。
こんな感じです。
私は手が小さくて、指輪もサイズが7くらいなので、SSサイズの手袋でもそんなに圧迫は感じないです。
親指はこちらの指サックの方が圧迫が良いです。
寝ている間に抜けた髪がからまないようにするナイトキャップ
ウィッグの購入先の癌サバイバーの美容師さんに、どれくらいの長さまで髪の毛を切るか相談した際に、
「長めに残すなら、寝ている間は髪の毛をまとめて寝るとかしないと、抜けた髪がからまって大変なことになる場合もある」
と教えて頂きました。
たまたま、アマゾンを見ていたら「寝ている間の摩擦で髪の毛が絡まるのを防ぐシルクのナイトキャップ」を発見しました。
実際にかぶって寝てみたら、これまで朝起きた時に髪の毛が絡まっていたのにツルツル!
下手なトリートメントよりよっぽどツルツルになって驚きました!
シルクのナイトキャップ1つでこんなに髪の毛の質が変わるなんて。
お値段だって2000円もしないのに。
最近購入したものの中で、私の中で買ってよかったアイテムです。
もっと早く知りたかった。。。
使い捨ての不織布キャップ
脱毛中の不織布キャップはウィッグを購入するお店の方から「不織布キャップはご自身で用意して下さい」と言われまして。
毛が大量に抜ける時は、かなり精神的にショックと聞いたので、黒だったら少しでも大量に抜けた毛を感じずに済むのかな。。。と思い、色は黒を選んでみました。
電熱ベスト
化学療法の点滴中に頭皮をはじめ手や足を冷やすと、かなり寒いと聞いたので、電熱ベストも準備してみました。
アマゾン見ると、バッテリーが付いていないタイプの電熱ベストが多いのですが、こちらはバッテリーが1個付いているということでチョイス。
まあ、バッテリーが付いていなくても、手持ちのモバイルバッテリーが使えるみたいなんですけどね。
愛帽で5時間頭皮を冷却していたら、さすがに冷えまして、この電熱ベストを着てみたら、ボタン1つで温まって買ってよかったと思いました。
ウィッグ
私がお世話になっている病院では週3回、看護師さんがウィッグの相談に乗ってくれて、実際にウィッグの試着も出来ます。
色々なメーカーのウィッグやカタログが揃っていて、ウィッグも試着もさせて頂きました。
銀座に大手メーカーの医療用ウィッグがあるお店やサロンがあるので、休みの日にでも巡ってみようと思っていたのですが。。。
愛帽の情報から乳癌サバイバーの美容師さんのブログに辿り着きまして、ウィッグも販売されていて、価格も手頃で広告費が入っていない分いい材料を使っているとのこと、予約を取りお店に行ってみました。
実際、試着してみたところ、着け心地も良くて、アクアドールやリネアの手頃な価格も販売していて、実際に見て比較することが出来て。
見た目はそれほど変わらないくらい、アクアドールやリネアでも良さそうなんですけど、裏側の人工皮膚の柔らかさが全然違うんですよね。
アクアドールは人工皮膚の箇所が硬かったです。
今後2年は使うであろうウィッグなので、なるべく着け心地の良いものを選びました。
まだ手元にはなくて、2回目の化学療法のあとに髪の毛を切るのでその時にウィッグも仕上げてもらう予定。
1年間のアフターケアが付いて14万円くらいです。
私が住んでいるところは、ウィッグの助成金が3万円もらえるので有難いです。
まだ、ウィッグは手元になく、化学療法1回目が終わって2週間過ぎてから、髪の毛のカットも兼ねて引き取りに行く予定です。
ウィッグの写真は後程追加します。
頭皮ケアのシャンプー
化学療法が始まる前に、愛帽のアイスジャパンの方からzoomで使い方について色々教えて頂いたのですが、その際に
「洗髪は2日に1回、シャンプーはミノンの全身泡シャンプーがおすすめです。」
と教えて頂きました。