アドラー心理学ELM勇気づけトレーナー 本橋悦子です。



今日は娘のことを。


私は娘が産まれる前から、


地頭のいい子に育てよう


そう思っていました。


娘が生まれて私は、howto本は読まなかったにせよ、『正しさ』にこだわって子育てしてました。


『三つ子の魂百までも』

をモットーに3歳まではちゃんと育てよう!!なんて思っていて…きゃぁ~

だから3歳まで、幼稚園に入るまではこの自分のこだわりみたいな勝手な『正しさ』で一生懸命子育てしてたかも。その結果…


学校の成績はいいです。(抜群にいいというわけではないけど…)

いつも笑顔で何事にも前向きに取り組んでいます。

クラスメイトからの信頼もあるし、先生方からの信頼は大きく、今生徒会長をしています。

友達のママさんにあうと、笑顔で挨拶をして、なにを聞かれてもハキハキと受け答えします。

親戚のおじさんおばんさんにも同じようにハキハキとしています。

生徒会長なので、入学式や卒業式、周年式典などで壇上に上がって話す機会も多く、その度に知人から娘の立派な様子を褒めていただきます。


娘の素晴らしい姿を知人から褒めてもらえるのは親としてはとても嬉しいし誇らしいです。




でもね、それは娘の一部であって、全てではないんです。


外面100%の娘は、外の世界で全力で頑張っているので、玄関に入った途端、スイッチがパチンッスイッチと切れるんです…

ほんと音がするくらい…きゃぁ~


家での娘はと言うと…


中学3年生女子

ホルモン出てます

めっちゃ機嫌悪い時あります

というか、基本いつも仏頂面です

なにを聞いても聞こえてるのか聞こえてないのかわからないような態度

「うん」でも「あ~」でもないよくわからない返事

なにもないと一日部屋着でダラダラと漫画を読んでます

一日スマホをいじってる時もあります

定点カメラで観察したとしたら、これは静止画か?と思うくらい動かないです

部屋、汚いです

ベッドの周りに脱ぎ捨てられた靴下とかシャツとかなにやらいろいろ転がってます

学校からのお手紙は中学生になってから出しません

夜も漫画を読みながら寝落ち…なんてことも珍しくなく…


と、まぁ、いろいろとだらしないのです…汗

(あ、娘を知っている方、このことは娘には内緒で…)


夫は娘の家での姿を主に見ているし、知人や先生から娘のことでいいことを言われる機会がないので、あまり学校での様子とかも知りません。

だから、夫は家での姿が外での姿であると思いがちなので、そんな娘のことを心配してるんですよ~てれ(苦笑)

かと言って、あれこれ娘に言わないのも夫なんですけど…


なので、私に言ってくるんですよねぇ…てれ(苦笑)


でも、私はそれでいいと思ってます。

だから夫にもいいんだよ!といいます。

夫はよくわかっていないかもしれないけど…


家と外で違って当たり前であって、家も外もどちらも娘の姿であって、外の姿しか見ていない人は、それがあの子のすべてに見えるかも知れないけど。

家の姿しか見ていない夫のような人は家の姿がすべてだと思っているし…


どの面もあの子の一部であってすべてではないんです。


中学生だからそれができるのではなく、小さいころから子どもは誰でもどこかで頑張って、どこかでゆるんで、自分でバランスをとっていると思うのです。

大人だってそうだから。




娘の様子を見ていると、家では大抵不機嫌。

でも自分の中学生時代を思い返してみると、自分もそうだったなぁって思うからそれはそれでいいやと思ってます。


そういう娘の素行や言動を一緒に暮らしている者として、全てを快く受け入れることはないですよ。

もちろん嫌だなぁ~、腹立つな~と思うことも多々あります。


受け入れることはそのすべてを好きになる必要はないと思っています。


だから、娘の言動で嫌だなと思ったときは、


『それ嫌だなぁ~~、でもそれ受け入れるポイントにやり


と言います。

そのことを友達に話したら、さっそく家でやってくれたみたいで、


『その一言を言うと、なんか笑っちゃって、どーでもよくなってきたよ~』


と言ってくれました~にっしっし



娘を見ていて、機嫌は悪いけど、反抗期を感じたことはありません。

でも、ママ友では、やぱり反抗期にイライラしているママもいます。

そんな時、思い出すのですが、以前、小学校の家庭教育学級で山崎洋実さん が講師として来てくださったときに、


『反抗期は、反抗させる人がいるだけ』


というお話を聴いて、納得しました~。


つまり、親が自分のイメージする子になるようにコントロールしようといろいろと口を出したり、勝手に心配したり、手を出したりするから反抗するってこと。

もう子どもはひとりで生きてます。

反抗させる人が目の前にいないのなら一人反抗してても一人芝居になっちゃうからね…きゃぁ~



先日、『母親の貫禄』という本を読みました。そこでは、


『反抗期というのは、「家庭内家出」ということ。現代の子どもは、家出を我慢するほうが、美味しいご飯とか温かい布団つきの場所を手放すよりいいのである。

~中略~

子どもはいろいろと天秤にかけて、不愉快な家にいることを選択している。

 家の中で家出している状態が、親にとっての反抗期に見える時期なのだろう。そうだとするなら、家出している子なのだから、見なくてもいいのである。

 言葉をかけても声も届かず、返事もしないのは当然のことなのだ。子どもの返事を全く期待せず、一方的に独り言のように、いつまでも声をかけ続けることができる母親は、上出来だ。

~中略~

 譲れることと譲れないことを、双方に明らかに解説してやる必要がある。うるさがられてこその母親である場合もあるのだ。

 そんな時期はそう長くは続かない。一年も経てば、子どもは一年分成長するのである。

「あなたも面白くないかもしれないけど、ご両親も不愉快だと思っているかもしれない」

と私が生徒に言うと、びっくりされることがある。

 自分は両親のことを不愉快に思っているが、両親が自分を不愉快に思うはずがないと思っているようだ。あるいは、親には子どもを不愉快に思う権利はないと思っている子も多い。

「家族も社会と同じで、ルールがあるからね。お互いに努力しなければ、大人は決して一緒には住めないのよ。早く自立しなさいね」と私は中学生の子どもにいうのである。』(抜粋)


という文を読んで、なんとなく笑えて、なんとなく納得しました~。


子育てって、すごく大変で、悩みも多くて、イライラすることも多くて、どうしていいかわからないこともたくさあって…

でも、笑いと幸せをくれるのも子どもだってことにある日気づいたりして…


アドラーの勇気づけ子育ては、そんなことをぜ~~~んぶまとめてOKのOOKのKビックリと思えるようにしてくれる子育ての心の持ち方を気づかせてくれる心理学です。


興味ある方はぜひポイント。