アドラー心理学ELM勇気づけトレーナー 本橋悦子です。
久しぶりにリハビリの話。
息子が都立大塚病院に転院してきてリハビリ科に移ってからリハビリが始まりました。
息子の様子を見ながら少しずつ少しずつ…
でも、確実に息子の様子が変わってきているのは分かりました。
全く動かなかった体が少しずつ動くようになってきました。
でも、右側はあまり…
ものが飲み込めることがわかったから少しでも口から栄養をということだったけど、食事は一日1回。
お昼のみ。
STの先生がいて介助できる私がいるからです。
朝と晩は人手が足りないということで鼻から注入。
しかもすごく時間をかけて。
朝ごはんと夜ご飯は2時間くらいかけて少しずつ鼻から入れていました…
朝私が病院に行くと、まだ食事中だったことも。
ご飯といってもペースト状のもの。
説明がないと何を食べてるのかわかりませんでした。
長いスプーンを使って少しずつ口に運んでいきました。
美味しかったのかなぁ…
唯一の経口摂取だったけど全部食べることがなかなかできず…
『食べる』という行為そのものがすごく疲れるようでした。
なかなか食が進まなかったけどそれでも口から食べ物を食べることができたことが嬉しかったです。
その頃私は毎日息子のベッドサイドでお弁当を食べていました。
STの先生が言うには、毎日私が息子の前でなにかを食べていることが息子の食べる意欲に繋がるのではと言われて、院内のコンビニで売ってるお弁当だったけど、
「これ美味しいよ~~」
と言いながら食べたなぁ…www
できることはとりあえずやってみたかもwww
私は夕方には病院を出ました。
そうするとしばらくして夫が仕事終わりに息子に会いにきます。
一緒にいられる時間は短いので一生懸命息子と独自のリハビリをしていたようです
看護師さんが見回りの時間で息子の病室に入ろうとしても、夫が一生懸命息子となにかをしているので、病室に入るのを後にしました~とよく言われました(笑)
夫、ありがとう
看護師さん、ありがとう
筋肉が上手に動かせないこと、まだ話せなかった息子のためにまずは口を動かす練習(?)をしていることもあったようです。
で、これが
あ の練習
い の練習
私たちは一生懸命だったんだなぁ…
必死だったなぁ…
こういうふうに見ていくと、本当に私たち家族は頑張ったんだなぁ
私と夫だけじゃない、娘だってたくさんたくさん頑張った
そして、一番頑張ったのは息子です。
息子のことがきっかけで家族の絆は深まりました。
起きてしまったことはとてもとても辛いことだけど、私は今とても幸せです。
そして、私たち家族は人に恵まれました。
出会う人がとても素敵な方々でした。
病院の先生も。
リハビリの先生も。
看護師さんたちも。