衝撃の結果…

願っていたのは、2回目の手術がないこと。
抗がん剤は避けられないにしても、手術がないこと。

それでも、滅多に見ない教授が丁寧に話してくれている。
今、聞かないと…


①たくさん調べた。でも、gradeについては、全く出てこなかった。そこまで、grade3の意味は大きいのか?

→ステージはよく言われるが、gradeは、あまり載っていない。だが、癌の予後には大きい影響がある。
grade3自体が非常に少ない。ましてや、卵巣がんは、50代以上が多い。20代はほぼないと言っていい。先のことがわからない。
慎重にみさせてもらいたい。


②手術したくないと言っても、ここでみてくれるのか?勧められている治療とは違う形になる

→こまめに、慎重にみさせてもらう。


③手術したら、再発しないのか?

→再発は、すると思う。しかし、本当にわからない。症例がない。

④類内膜腺がんは、抗がん剤が効くといわれてて、ステージも1Cbなのに、致命的になるのか

→gradeが高いから。grade1や2なら手術せずに、抗がん剤で治療とも思っていた。しかし、grade3となると違う。
grade3となると、抗がん剤が効かない。もともと、卵巣がん自体が再発しやすい。大体、3年以内に再発する。それを越えたら一山越えたということだと思っている。


⑤全部とるんですよね?リンパをとれば、リンパ浮腫になる。合併症も出る。それはどうか?

→リンパ浮腫の確率は30%。それも、技術があって、しっかり手術時に対応すれば、確率は減らせる。最大限の努力をする。ただ、今夜勤をしてると思うが、それは無理。重いものを持つのもよくない。

⑥卵巣がん手術で、リンパ節郭清について賛否両論あるがどうか?

→ステージは、暫定的に1Cbである。リンパをとらないと、転移がそこにあるかわからない。転移していたら、ステージが上がる。gradeが分かった以上、取れるものは取りたい。


泣いていたつかにゃんが口を開いた

「めっちゃアホかと思われるかもしれないけど、聞いていいですか?」

先生は、優しくどうぞと言う

「…産んでから、根治術じゃだめですか?」

→早い方がいい。

「一年も待てないと言うことですか?」

→やるなら早い方がいい。今正常な残っている卵巣が、一番再発しやすい。今回みたいに急速に、悪性化する可能性がある。


「そっかぁ。だめかぁ。今すぐの返事でなくてもいいですか?」

→大きいことだからね。ゆっくり考えて下さい。


おねえ、先生に言う。

このまま、個室借りれませんか?

どうぞとのことで、先生が退出したと同時に

つかにゃんを抱き締めて泣く…
皆で泣く
大泣きする

こんなに悲しいことはない。