離婚後、
現夫、ブンちゃんと結婚するまでの話です
頑固を捨てて、フラットに前向いて！
実行始めて、ブンちゃんとふたりで
会う事にした。
待ち合わせ後、予約してくれていた店に。
彼は離婚して、子どもふたりを引き取り
実家のある大阪に戻ってきていた。
実家に子どもたちを預けないと
仕事がままならない為、転勤願いを出し
戻ってきたと言う。
私と向き合おう為には
離れていてはダメだと思ったから
帰ってきたとも言った。
東京本社の企業に勤めている彼。
大阪に戻る決意をするのが
どんな意味があるのか…
それぐらい私にも理解できた。
初めてふたりで会ったその日は、
私の事を聞きたいとの彼のリクエストで、
ほとんど私の話を。
20才そこそこで、できちゃった結婚して
３人娘がいて、浮気三昧の亭主で、
縛りまくる亭主で、散々泣かされて、
卵巣がんになって、子宮も卵巣も無くて、
母が数年前に突然死んじゃって、
今は障害者の父も一緒に暮らしている。
どうだ！！
これが私なのだ！！
と言わんばかりに、隠す事一切無く
全部さらけだした
これはドン引きでしょ！！
同窓会で再会した時に、言われたきり
付き合ってほしいとは一度も言われていない。
でもふたりで会いたい、話を聞きたい
と言い続けてくれていた。
全部言いましたよ！
もう付き合う気なんて無くなったでしょう。
なかなかの不幸話をケラケラ笑いながら
結構な時間をかけて話した私。
だから、
もう私は二度と結婚する気はないんです。
っていうか出来ないからね。
子どもと父を背負っていかないとだからね。
そう言って話を締めくくった。
私の話を最後まで静かに聞いていた彼が
ポツっと話だした。
大変な苦労をしたんだね。
結婚したのは風の噂で聞いてたけど。
結婚するの早いなってショックだったけど、
幸せに暮らしているなら良いと思っていた。
でも再会した時に離婚したって聞いて。
何があって、どう生きてきたのか
知りたかった。
ありがとう話してくれて。
いえいえ。大した話じゃないから！
ふざけた感じで言った私。
（そんなに真正面から受け取られたら恐縮してしまう！）
そして彼はこう言った。
あらためて言います。
俺とお付き合いしてほしい。
結婚を前提として。
えぇーーー！！
ちょっとそれは…急やね。
で、結婚はしない、できないって
さっきお話したけどね。って言いました。
すぐにじゃなくていい。
今は、飲みに行ったり、話したりして
でいいから。待つから。
でも俺の気持ちは変わらないから。
と、彼は言った。
いやー、ブンちゃん野球部でO型でしょ？
前の亭主と一緒やからなぁ。
なんて意味不明な事を言うくらい
私は動揺していた。
彼は笑いながら
野球部のO型なんていっぱいいるでしょ？
でも、俺は絶対に裏切らないから。
と言い切った。
その日は店を出てカラオケに行って
真面目にタクシーで送ってくれた。
週1、2回のペースで飲みからカラオケ
からタクシーで送ってくれる
40代には似つかわしくない
真面目な関係を数ヶ月続けた私たち。
まだ友達ラインの意識を越えていない
私に、それを越える出来事が起こります。
とんでもない事態が、逆に動きます。
おっさん、おばさんの出会いの話なんて
誰が興味あるねん！！
と思いますが(笑)
もう少しお付き合いください。
では次回へ続きます。
今回もご覧頂きありがとうございました。