〜なぜ世界中で植物を身につける風習が残っているのか〜

日本に古くから伝わる

「茅の輪くぐり」と、

世界各地に残る

植物を身につける不思議な風習について。



実はこれらは、

全く別々の文化ではなく、


人類が昔から大切にしてきた

ある共通の知恵につながっているのかもしれません。


夏至という特別な日

夏至は一年の中で

昼の時間が最も長くなる日。


太陽のエネルギーが最も強くなる節目とも言われています。


反対に冬至は

一年で最も昼が短い日。


昔の人々は、

この夏至と冬至を単なる季節の変わり目ではなく、


「天地のエネルギーが切り替わる特別な時」

として大切にしていました。


現代ではあまり意識しませんが、


農業をしていた時代には

太陽の動きが生活そのもの。


だからこそ、

夏至や冬至は特別な意味を持っていたのです。


世界中に残る植物の風習

面白いことに、

夏至の時期になると

世界中で植物を使ったお祭りや儀式が行われます。


例えば北欧。

ノルウェーやフィンランドでは

夏至祭が盛大に行われます。


花や植物を編み込んだ冠を頭に乗せたり、

草花で作った飾りを身につけたりします。


スウェーデンでは

花冠を作る風習が今も残っています。


ヨーロッパ各地でも、

薬草を束ねたり、

玄関に飾ったり、

体に身につけたりする文化があります。


なぜなのでしょうか。


それは昔の人々が、

植物には生命力があり、

自然の力を受け取れると考えていたからです。


植物は太陽の光を受けて育ちます。


だからこそ、

夏至の強い太陽エネルギーを宿した植物には特別な力があると信じられてきました。


日本にも同じ文化がある

実は日本にもあります。

それが

「茅の輪くぐり」です。

神社で大きな輪を見たことがある方も多いと思います。


茅という植物で作られた輪をくぐることで、

半年間の穢れを祓い、

残り半年の無病息災を願います。


現在では6月30日の

夏越の大祓で行われることが一般的です。


しかし、この風習の背景をたどると、

もっと古い自然信仰が見えてきます。


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