変形性股関節症を抱える人にとって、『歩く』というのは大きな課題。
単に、歩くと言っても簡単な事でなくて。
温存をされている方も、痛みから庇う歩き方が体に染みついてしまっている方も居ると思うし。
術後は特に、筋肉を切ったりもしているのでまず感覚を掴むところから。
感覚が戻ってきても、そこから股関節の筋力トレーニングに移行していく。
少しずつ筋力が着いてくると、今度はその股関節の筋肉を使って脚を動かす訓練。
また、少しずつ出来るようになってくると応用編。
歩くときに股関節の筋肉を動かすことを意識して・・・
と、段階を踏んで歩くという動作を取得していく。
進め方や最終目標はその人によって、変わっていくし担当PTの先生によってやり方も変わっていく。
私は、今・・・
担当PTである、O先生から言われていることは
左股関節の筋力は、骨切り後より格段に上がってきてる。
だけど、歩くときに全くついてきた筋肉を使えていない。
そして、上半身とのバランスが悪い。
左の骨盤が無い分、筋肉の付き方を考えても左肩が下がるのは仕方ないところもあるんだけどもう少し改善させたい。
私自身は、そのアンバランスも自覚がない。
せっかく、筋力自体は上がってきているけれど家での筋トレの時は動かせるけどそれが歩くときに活かせない。
全く別物として動作している状態らしい。
色々あったけど、O先生がいつにも増してちゃんと説明してくれたから私も自分の状態を少し把握できた。
そして、新たな自主トレを1つ。
椅子に座って患足側のお尻の下、出っ張っている骨の下に手のひらを入れる。
そして、手の甲にかかる圧を頼りに荷重をかけていく。
上半身の力を抜いて、猫背になってだらーんとした状態で。
私は、感覚が分からないので手の甲を犠牲にしないと出来ない(笑)
でも、やっていると手の甲が痛くなって休憩・・・の繰り返し。
家でTVを見ながらでも出来る自主トレだから、気軽に気付いた時に出来る。
これで、上半身のバランスを整えていくのだそう。
歩いている時に、この感覚!と言われても正直全く分からないんだけどね。
私の目標は、もう3年以上願い続けている杖なし歩行。
完全に杖から離れて、無縁の生活を取り戻したい。
術後の患者さんの中には、杖歩行で痛みなく歩けることをゴールとする方も居るよ。
それも、立派なゴール。
最終目標は、自分自身で決めて良いんだと思う。
そこに向けて、信頼するPTと主治医と3人4脚で進んで行けるなら必ずゴールは見えるはず。
途中で挫けても、躓いても大丈夫。
また立ち上がる事が出来るなら。
健康なら、歩くなんて当たり前に出来て普通に手の中にあるからそれがどれほど難しくて奇跡の連続で幸せなことかを気付けない。
私は…自分と同じオペをした人と比べても順調に良くなっているとは言えないしトントン階段を上がるように回復できない。
その事に悩んだりもするし、色んな事が重なって気持ちが前を向けないときもある。
でもね、M先生が言ってくれた。
同じようによくならなくて当たり前なんだよ!みんな分かってるから大丈夫。って。
だから、時間がかかっても良いからゴールまで行こうって思えたんだ。
歩けるって本当に、スゴいことなんだよ。
それを幸せだと感じられる私は、もっと幸せ。
さて、そんなこんなでGW明けには転職に向けて本格始動します
フルタイムで働く事を、悩まなければいけないのかと悩んだりもしたけれど飛び込んでみようと思う。
だって、入ってみなければ分からない事が多すぎるから。
昨日、幼馴染から結婚が決まったと連絡が来た。
純粋に嬉しくて、心の底から幸せになってほしいって思う。
何度、馬鹿言って笑って騒いで・・・最高に幸せな時間を過ごしたか分からない。
家族同然、大切な存在。
おめでとう
私が結婚するんじゃないのに、何だか心が温かい。
次はさつきだね!なんて言われそうだけど、私はいつになるか分からないよー笑
リアルに、一生独身の恐怖に既に怯えているからね( ´艸`)