私は、今ちょっと気にかかる人が居る。

彼はBさん。

男性だけど、私にとっては病友の1人。

恋愛感情は皆無。

むしろ、ちょっと変わった人だから気を付けて!なんて言われる人。

私は鈍感・・というか、相当何かない限り自分から話しかけたりはしなくても相手から話しかけられれば拒否はしないし遠ざけたりもしない。

だって私は、人が好き。

人生で、ちょっと苦手・・・と思うくらいの人は居ても嫌いになった人は今のところ居ない。

ちょっと性格に難ありな人でも、付き合っていくうちにその人の人となりが分かって第一印象と変わって行ったりするものだから。

さて、Bさんは今・・入院中。

転んでしまい、骨頭が沈み込み、骨にヒビが入ってしまった。

でも、幸いなことにオペは避けられて骨が着くまで安静期間を取っている。

車イスの移乗もOKで、トイレも洗面もOK。

ただ、出来る限りベッド上でじっとしていること。

昨年、両脚THAをしていて入退院が多かっただけに気持ちがズドーンと落ちてしまっている印象だった。

私も24歳のRAOの時は、1ヵ月半は完全にベッド上安静+介達牽引。

<介達牽引の看護より>

自分の事も出来なくて、洗面もトイレも何もかもベッド上。

何をするにも看護師さんの助けが必要で、ベッドサイドの棚の上に置いてあってティッシュすら届かなくて夜中に泣いたり(笑)

そんな状態でも、看護師さんが時間を見つけて傍に居て喋り相手をしてくれたり幼馴染が毎日来てくれて会話をするでもなくただ隣に居てくれて乗り越えられた。

だから、Bさんに転んでしまったと連絡をもらった時に私で良ければ話し相手になるよ!と・・自分の経験もあって何でもないただ院外にいる誰かと喋るだけで気持ちが少し軽くなる事を知っていたから私も誰かの支えになれるならって。

Bさんは、私を見つけると喋りかけてくれて「しんどい・・」と吐き出していた。

いっそのこと、オペしてくれた方が良い・・なんて言いながら。

私がベッド上安静だった時の事も、色々質問もされたりもした。

いつも私が言っていたのは、オペにならなくて良かった。安静と言っても、車イスで洗面とトイレに行けるだけでも良かった。ということ。

そして、私はベッド上安静のあの2ヶ月・・全く先が見えなかった。

ベッド上に戻された時も、頭によぎったのは再手術。

そして、戻された2週間を乗り切った所で先に進める保証があるのかも見えなかった。

ずっと、真っ暗なトンネルの真ん中で懐中電灯も持たずに立ち尽くしているような。

怖くて不安で、どっちに進めば光が見えるのか分からなかった。

Bさんは、入院して2週間ほどで荷重開始のめどをM先生から聞かされていたからまだ光が見えているんだよって事も。

1つ・・私が思っていたのは、転んだこともその前のオペをしたことも後悔して欲しくない。

あの時・・あぁしていれば・・とBさんは、口にするようになっていたから。

私がベッド上だった時の話を聞いて、自分の今と重ねてきっと安心したかったんだと思う。

時々、話を聞きながらBさんには誰かの経験を聞いたりM先生から自分の病状を聞く事よりも気持ちを切り替えられる何かが必要かなって思ってCDを作って持って行った。

転んで今、入院して安静期間でひたすら辛抱の時を過ごしたことも笑って話せる思い出に変えないと辛いだけで終わっちゃうから。

どんなに辛いことも、苦しいことも、笑って乗り越えるしかない時がいっぱいある。

もう嫌だって嘆いても、身を任せて静かにその時が過ぎるのを待つしかない時が。

こんな性格だから、友達にある日突然ニコニコしないで!って叱られてさつきの笑う顔が嫌だって言われて謝ったり涙

辛い時・苦しい時ほど、知られたくなくて無意識にヘラヘラしてる・・誰かを不快にさせる性格なんて最悪だけどガーン

仕方ないのよ、小さい頃・・入院中に来る親に心配かけたくなくて意識して笑ってたらこうなっちゃったの。

苦い過去だわ(笑)

 

そして私は。。

やっぱり、今はどんなにもがいても現状を頑張るしかないから。

興味のある事の資格を取ってみたり、色々楽しみながら自分と向き合っていくしかない。

この期間に、人工股関節を入れた自分の身体を受け止めていかなくちゃ。

そして、1つ・・そういえばO先生と仕事の事を話したことが無かったなって。

ただ、今のPTの先生達はどちらかというと「先生じゃないとハッキリ言えない」って言われてしまうことが多い印象。

そりゃそうなんだけど・・自分で聞きづらかったりするから、PTの先生に相談していることもそう言われてしまうと逃げ道がないのよね・・・

だから、別に良いか・・って思ったりもして。

何より、負担をかけたくない。

 

仕事は、どうするかはまだ決めてない。

だけど、また前回の復職の時と同じことの繰り返しになってしまうなら頑張った意味がない。

また、直の上司に制限に対して「理解できないし納得できない。あなたが(仕事)やりたくなくて言ってるんじゃないの?先生に、どういう説明してるか知らないけど配慮が必要な業務じゃないから!」と言われてまた悩む。

友達には、労基署報告案件だって言われるし。

そんな繰り返し、バカみたい。

今、ここで休職したことは環境を変えるいいチャンスかもしれない。

この仕事に就いたきっかけは、18歳でオペをして事務職以外はダメだって言われたから。

辞めてやる!って思いながら1年過ごし、責任のある業務に就くようになり仕事も面白くなってきて本社の人と折衝したり。

先輩の事務の人にも頼ってもらえたり、そういう事がやりがいで業務が増えても残業続きで帰りが夜中でもむしろ嬉しい悲鳴だった。

身体が疲れてクタクタでも、仕事を休もうって思わなかった。

人が好き。

困っている誰かの役に立てるのが嬉しい。

私らしく、働ける場所を探してみても良いかなって思う。

自分を取り戻そう。

 

そして、もう1つ。

ここ2日くらい、何だか術脚の付け根が痛い。

THAをして、付け根が痛い事って無かったけど・・これってまずいの?

なんか、自骨だった時とはまた違う感覚でちょっと変な感じ。

でも、火曜日にレントゲン撮って診てもらったばかりだし・・・気のせいかな?

というか、気のせいにしてしまいたい(笑)

23日の診察で、言うべきかとりあえず様子を見るか。

悩みどころ。