実はかなりショックなことがあって

それをショックと感じたことで

自分のなかにあるものに気づかされた


以前スタジオレッスンで

大きくて動けないのに前に出ないでと

言われたり


いないと思って

邪魔談義をしているのを

聞いてしまったことがあった


それ以来

大きな人は後ろという

暗黙の決まりごとが私の中にできた


同じレッスン料を支払っているのに?


現実はおかしなことばかりだ


なんとなく定位置というものがあり

そこは避けなければならない


はじめてスタジオにいったとき

先生からも言われた


そこは◯◯さんの場所だからって


ほかにも

いろいろな場所で耳にする言葉


出来ないくせに前に来ないでほしい


前に大きな人がいたから見えなかった


邪魔だよね あの人•••


つまり

レッスンというものは

できる人とチイサイヒトが優先で


できない人下手な人センスのない人

そしてオオキナヒトは

後ろでやるのが常ということ


私はそれを受け入れた

気持ちよくレッスンを受けたかったから


前列の人たちは

それが当たり前だと思っているようだし


後ろの人への気遣いも感じられることは

あまりない


空いている後ろの最大のメリットは

大きく動いてもぶつからないということ


むしろそちらの方が

ありがたい


ショックだったのは

とあるレッスン後の会話だった


動けないのに前にいてごめんねと

踊れる人から言われた


私は大きいし邪魔になるし

それに下手だからって答えたら


その人うなづいた


そして

前の列のあの位置の人は上手だから

お手本にしてるって


ソンナコトナイヨ ってことばを

期待していた自分がいた


おもいっきり肯定されて

ショックだった


自分のなかに

変な期待があることに気がついた


馬鹿みたいだ


発表会の度に

貴方はねって含み笑いされてごまかされて

それとなく問題外よって伝えられる


そんなに酷いのだろうか•••


確かに昨年のショーケースは悲惨だった

過去と比べてもワーストダントツの一位


それがいつもだったのに

気がつかなかったのだろうか•••


笑顔でうなづかれて

その日のレッスンは

踊れたんじゃなくて動けてただけだったこと


そして

どんなに頑張っても

みんなには追いつけないことを

教えられた気がした


それでも

すきには抗えない