20年前の今日も今朝と同じく快晴☀️
建国記念日は朝から長い長い1日でした。
朝、主治医の先生から
「危篤状態です」と告げられ…
夫は酸素マスクをつけられました。
体中がもう正常ではなく…
息が苦しそうで見ているのも辛い
午後になり少し息が静かになった時、
看護婦さんから
「耳は聞こえていますから、話しかけてあげてくださいね」と言われた。
何と話しかけて良いのかわからなかったけれど…
耳の側で小さく声をかけてみた。
「またいつか絶対に会おうね」
彼の目から涙が溢れました。
聞こえてるんだ、、、
そして……
17階の病室が夕陽で真っ赤に染まり
夕陽が沈むのと同じように
2000年2月11日 18時11分
34歳の生涯を閉じました
長く長すぎる時間が終わりました。
スキルス胃がんを宣告され、手術して入退院を繰り返し
最後まで生きる希望を捨てませんでしたが、、
残念ながら力尽きました。
彼が亡くなった瞬間から…
何となく自分の体から脱出する術⁉️を身につけたようで。。
その後しばらくのことは映画の世界の中の出来事のように思っています。
喪主挨拶で
「残された家族として恥ずかしくない生き方をしたいと思います」と皆さんに言いましたが。
今の私にそんな生き方ができているかどうか。
20年という時を経て…
最近いろいろなことを思い出すようになってきました。
良いことも悪いことも…
過去には戻れないから
生きたくても生きられなかった彼のためにも
もしまた会えた時に
よく頑張ったよねー
と褒めてもらえることを希望にして
またこれから一年頑張りたいと思います
皆さまよろしくお願いいたします
駅に向かう遊歩道、菜の花が咲き始めました。
そして、、
こんなに寒いのにひまわりが咲いています🌻
闘病生活をしていた時
彼の好きな歌は当時流行っていた
Kinki Kidsさんの「フラワー🌻」でした。
最近思うこと…
彼は自分の命と引き換えに
私にいろいろなおもしろい不思議な能力を与えてくれたのではないかと。。
危険察知能力とかね
近づいてはいけない場所、人も…
そして何より、
今この瞬間にしか体験できない
「時」を教えてくれているように思います
本当にいつもありがとう
またね