よしもとばななの「海のふた」を読む。最近再びわたしのなかで熱いこの作家。合うものと合わないものがあるんだけど(読んだときの自分の気分によって変わってくる)、今日読んだコレは何かバシバシ染みてきた。
そのなかでも特に「あっ!」と思った部分が↓
「どうして男の人って、どんどん深くて暗いものを求めていくんだろうね。」
「男の人はどんどん暗くて淋しいほうへ行って、女の人は毎日の中で小さい光を作るものなのかなあって。」
「きっと男の人は帰るところがあるからそんな思い切ったことができるのかな。お母さんとか奥さんとか・・・・・・そういう命綱があるから、どこまでも探求できるんじゃないのかな? 」
「だから、命綱は、なるべくしっかりしていて暗すぎず、大地に根をはっているほうがいいんだろうね。」
随分はしょってはいるんだけど、これを読んだときに何となく納得、というか・・・うまくその感覚が表現できないんだけど。
最近、「女」ということについてよく考えます。何かず~っと子どもの頃から、わたしは女の子であることが苦手で、“スカートよりはパンツ”、“かわいいよりカッコイイ”、“ピンクではなくてブルー”を選ぶ子どもだったし、ことさら「自分が女である」ということを意識せずに大人になったんだと思うんだけど、大人になってからは「女であることを楽しめばいいじゃん!」と考え方が柔軟になり、今や真逆の今日この頃(笑)。
でも、最近はそういう外見的なこととかではなく、性質として「女」であって、男の人とは根本的に絶対的に物の見方や考え方で違う部分があるんだ、ということをものすごく感じる。
で、それを言い得て妙というか、うまく言葉にしてくれた感じがしたのがさっきの部分だった。そして違うからこそ、女のわたしが男の人のためにできることがある、ということまでをホントにうまく・・・さすが作家だよな~。
男の人の命綱になれるような、しっかり大地に根をはった女になりたいと思います。