【In The Body】Ch08:上上下下左右左右BA | HAPPY☆JUNCTION

HAPPY☆JUNCTION

共創 そして 協奏へ

今回からは内分泌系をみていきます。

内分泌、いわゆるホルモンって呼ばれるやつです。

 

内分泌の反対は外分泌です。
汗とかが外分泌に当てはまります。
内分泌液を作る器官を内分泌器官と言います。
ボブ「ね、簡単でしょう?」

 

この内分泌器官はたくさんあります。
ということはホルモンの種類もたくさんあります。

ホルモンの面白いところは、決まったところにしか働かないということです。
たとえば、成長ホルモンというホルモンがあります。
これは成長と代謝に関する作用をコントロールします。
さらに、成長ホルモン放出ホルモンというものがあります。
これは成長ホルモンの分泌をコントロールします。
はたらきはこれだけです。
それ以外にはまったく作用をしません。
一点集中型なんですね、わかります。

 

ホルモンはカラダの機能維持やホメオスタシスの維持などカラダを正常な状態に保つための重要な役割を持っています。
ホルモンは特定の作用をコントロールするプロ集団と捉えることが出来ます。
このためにホルモンバランスが大事などと言われるわけです。
なんにでも作用できる都合のいいホルモンはないのです。
必ず役割を持って、その任務を忠実に遂行しているのです。
ホルモンをきちんと作用させるのには神経系をととのえることも重要です。
神経系と協調してカラダの機能維持にはたらいているからです。
神経系はまた次に取り上げていきます。

最近話題の酵素などを効率よくはたらかせるためにはホルモンが必要になります。
難しいのでスルーされることが多いんですが、ホルモンバランスを安定させることを考えないといけません。

 

ホルモンをたくさん分泌する器官が脳にあります。
元締めは脳なのです。
脳は精神の影響を受けます。
ストレスがホルモンバランスに影響を及ぼすというのはこういうことです。
ストレスの問題を解消することでカラダの問題が緩和される
というのはこういうところにもあります。
脳についてやり始めると終わらなくなってしまうので、それはまた別の機会にw


ホルモンの種類について少し取り上げてみたいと思います。
たくさんあるんですが、有名なもの、知っておきたいものをピックアップしてみます。

 

  • インスリン

よく聞くホルモンだと思います。
膵臓から分泌されるペプチドホルモンで血糖値を一定に保つのにはたらいています。
糖尿病関連で一躍有名となったインスリン。
血糖値を下げるというとても大事な役割を担っています。

  • グルカゴン

インスリンと同様に膵臓から分泌されるペプチドホルモンで血糖値を一定に保つのにはたらいています。

グルカゴンは下がった血糖値を上げる役目を持っています。

  • 甲状腺ホルモン

その名の通り甲状腺から分泌されるアミノ酸誘導体ホルモンでヨウ素がくっついています。
甲状腺といえばヨウ素というくらいにつながりが深いですね。
新陳代謝を刺激するはたらきを持っています。
比較的マイナーなホルモンですが意外と重要なはたらきを担っています。

  • コルチゾール

副腎皮質から分泌される糖質コルチコイドのひとつでたんぱく質の糖化作用などを担っています。
ストレスを受けることによって分泌され、分泌量が多くなると血圧や血糖レベルを高めてしまいます。
免疫機能の低下や不妊をもたらすとされています。
蓄積されやすいので副腎疲労になりやすいといわれています。
抗炎症や抗アレルギー作用があり、治療などにも利用されています。
マイナーなホルモンのひとつ。

  • アドレナリン

副腎髄質から分泌されるカテコールアミンでエピネフリンとも呼ばれています。
自立神経系の伝達物質でもあります。
コルチゾールと同様にストレスと大きく関係しています。
「闘争か逃走」のホルモンとも言われ、交感神経が興奮状態の時に分泌されます。

  • ノルアドレナリン

副腎髄質で生成されるカテコールアミンでノルエピネフリンとも呼ばれます。
こちらも自立神経系の伝達物質でもあります。
ストレスと関わりがあり、セロトニンとの関連が多いです。
憂鬱に関わるとされています。

  • メラトニン

松果腺から分泌される睡眠と関連の大きいホルモンで、睡眠ホルモンと呼ばれることもあります。
神経伝達物質であるセロトニンから生成されます。
サーカディアンリズムに関わる大切なホルモンのひとつです。
加齢によって睡眠時間が短くなるのは、メラトニンの分泌量が減っていくからだそうです。

  • エストロゲン

卵胞から分泌されるステロイドホルモンで女性ホルモンとも呼ばれています。
妊娠、出産をするために必要なホルモンでとても有名です。
またキレイを作るホルモンとしても雑誌等で大きく取り上げられていますね。
ステロイドホルモンなので、コレステロールを材料に作られます。
コレステロールは忌避される傾向にありますが、たくさんのホルモンの材料となっているとても大切な栄養素なのです。

  • プロゲステロン

黄体から分泌されるステロイドホルモンで、そのまま黄体ホルモンとも呼ばれる女性ホルモンのひとつです。
体温の上昇などに関わっています。
また血糖値を正常にしたり、体脂肪を減少したり、利尿作用があったり、他のホルモンとのバランスを取ったりと大忙しのようです。
エストロゲンとのバランスがとても重要だとされています。

  • テストステロン

精巣から分泌されるステロイドホルモンで、男性ホルモンのひとつです。
男性らしさを形成するホルモンで、減少すると男性更年期障害を起こすとされています。
女性ホルモンほど注目はされませんが男性にとってとても大切なホルモンです。
男性の草食化が進んでいると言われていますが、テストステロンの分泌が少ないのかもしれません。

  • 成長ホルモン

下垂体前葉から分泌されるたんぱく質ホルモン。
特に子どもに重要とされています。
成長に関する作用と代謝に関する作用があります。
睡眠中に分泌されることでも知られています。
子どもの成長のほか、肌の新陳代謝が促進されます。

 

短くまとめようと思ったんですが、これが限界でした、、、
「もうほんといろいろとすまんかった(;´Д`)」

 

ホルモンと簡単に言いますが、種類がたくさんありますね。
神経伝達物質がちらほら出てきましたねー。
次回からはこの神経系について簡単にまとめていきたいと思います。
こちらも難しくなってしまいそうなのでサラッと流す感じにします。

 

次回【In The Body】

 

Ch08:爆ぜろリアル!弾けろシナプス!
 
小鳥遊六花「バニッシュメント・ディス・ワールド!」

 

お楽しみに☆