いざ大使館面接へ③:面接終了 | 元ボストンヒルクライマーの山ブログ

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お久しぶりです。
2019年にアメリカ(ボストン)留学を終え、日本に帰国しました。
最近になりはじめた山登りについて書いていこうかと思います。

第3弾、完結編です。

大使館を出た後、「いかにも」という感じの顔つきをした大使館警護中の警察官に、おそるおそる最寄りのコンビニの場所を聞き、坂(榎坂だそうです)を下りてすぐ左にあるファ○マに行きました。そこでおにぎりを一つ買い、ようやくそのおつりの1000円札を手に入れた私たちは、再び大使館に戻りました。

大使館の再入手続きでは、行列には並ばなかったものの、大使館入口のところで5-10分近く待たされ(気温が上がって来ていたので、暑くて大変でした)、最初と同じようにセキュリティーチェックを受けた後、大使館内に再入場できました。

待っている際、荷物を預けるのに駅のコインロッカーをシェアして使っていて、「終わったら、○○で待ち合わせをしましょう」とか話をしているグループがいました(最寄り駅のコインロッカーの数はそれほど多くはないのかもしれませんので(未確認です)、これから面接を予定されていて、特に面接時間が朝早くない方の場合には注意をされたほうが良いかもしれません)。私たちはそれを聞きながら、「ホテルに預けられて、本当に良かったね。」とか話をしていました(ということで、前日入り、オススメです)。

さて、ビザ審査の建物の入口でもう一度セキュリティーチェックを受け、ビザ審査の部屋に入りました。そして、すぐに証明写真ボックスのところにいき、私と妻それぞれの写真を撮影し、1番窓口の日本人女性にそれを提出しました(プロの写真のほうが写りが良かったのは言うまでもありません)。

「少しお待ちください。」と言われ、待っていたのですが、一時退室した時に比べて、部屋の中は溢れんばかりの人、人、人の状態になっていて、待つ場所にもちょっと困るような感じでした。

人混みに慣れていないためか、息苦しさすら感じる約20分を何とか凌いだ後、やっと4番窓口に呼ばれました。そこには、アジア系アメリカ人女性がいて、私、妻の順に「指紋登録」を行いました英語と日本語で話をしてくれました

指紋登録は以下のような手順でした4-4-2 methodとか言うらしいです。少し指を押し付けるくらいにしないと、機械が指紋を認識してくれませんので、要注意です)。

①Left four fingers→②Right four fingers→③two thumbs

アジア系アメリカ人女性が、指紋が認識できるごとに「OK, very good」と笑顔で言ってくれるので、とてもいい気分になりました。

その後は、本日のメインイベント、審査官との面接を待つ列に並びましたが、数分もしないうちに10番窓口に呼んでくれました。

窓口に行ってみると、そこには、かなりふくよかな白人アメリカ人男性がいて(典型的?なアメリカ人像)、私たちを見るなり、満面の笑顔になり、「How are you today?」と話かけてくれました。それを見て、またしてもうれしい気持ちになり、「Very good!」と答えたのでした(本当は色々ありましたけど・・・)。

面接では、まず日本語で、「○○さんと○○さんですね。」と名前を確認してくれました(もちろん満面の笑顔で)。そして、子供の分のビザ発行のために写真をあとで送る必要があることも説明してくれました。

続いて、質問に移ったのですが、この満面笑顔の審査官は日本語を使いたくて仕方ないのか、最初の質問を日本語で質問しかけて、「あっ、間違っちゃった」というような恥ずかしそうな顔をしてました。

私が英語で受けた質問内容は以下の通りでした(細かい英文は忘れてしまったので、日本語でご勘弁を)。

①アメリカでは何をする予定ですか?
・・・医学研究です。
②どこで研究をする予定ですか?
・・・Harvard Universityです。
③何年間研究をする予定ですか?
・・・二年間です。
④アメリカ滞在中の給料はどこが出すのですか?
・・・日本からです。
⑤これまで何回アメリカに行った事がありますか?
・・・5、6回です。
⑥これまでどんな理由でアメリカに行ったですか?
・・・学会参加のためです。


続いて、妻が以下の質問を受けたのですが、英語ではなく日本語で聞いてくれました。

①アメリカでは何をしますか?
・・・主婦です。


その後、子供の事をこれまた日本語で質問してくれ、答えました。

以上の質問が終わった後、「○○さんと○○さんの審査は通りました。1週間くらいでvisaを受け取る事ができます。」のことで、思いのほかあっけなくvisaが認証され、若干拍子抜けでした。

最後に何か質問はありますか?と言われましたので、「Where should we send the new photo?」と聞いてみたところ、用紙を渡してくれて、大使館の住所を日本語で何とか頑張って説明してくれました(日本語を少しでも上手になろうと、頑張って話そうとしているんだなというのが垣間見えて、微笑ましく感じられました)。そして、「ありがとうございました。」という言葉をかけ、面接終了となりました。

以上、色々とトラブルがあった面接でしたが、審査官が終始笑顔で接してくれたことに対して、「アメリカから歓迎されているんだ」と勝手に思う事にして、妻と二人大使館を後にしたのでした。

おしまい。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。これから大使館面接を予定している方の参考になれば、幸いです。今回の大使館面接編、画像が一枚もなかったので、面接後に寄ったレストランでのランチの写真を載せてみます。東京のレストランはオシャレでありました。