ボストン③(滞在2日目、研究室訪問) | 元ボストンヒルクライマーの山ブログ

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お久しぶりです。
2019年にアメリカ(ボストン)留学を終え、日本に帰国しました。
最近になりはじめた山登りについて書いていこうかと思います。

その日、緊張のためか、時差ぼけのためか、朝4時に起床してしまいました。

もう一度寝ようと思ったのですが寝付けず、7時の朝食の時間まで、今日話すであろうことを頭の中にいれておこうと今まで研究室から報告された過去の論文のいくつかをもう一度読みなおし、またラボミーティングの際の簡単な自己紹介の挨拶も考えておきました。

美味しい朝食(洋食でした)をいただいた後、少しゆっくりして、朝8時に滞在先のB&Bを出発しました。

研究所までの道のり、昨日とは打って変わって、天気も良く、程よい暖かさ。気持ち良いウォーキングになりました(下はその道中の写真です)。

さて、研究所のエリアに到着したのですが、ボストンの中でもMedical Areaと呼ばれているだけあり、その規模にまず圧倒され、何だか凄いところに来てしまったなという感じでした。研究室はその中でも新しい建物(3番目と4番目の写真)の中にありました(1番目がBeth Israel Deaconess Medical Center、2番目がHarvard Medical School、それぞれ建物の一部の写真)。

ロビーに来たら電話してということでしたので、約束の朝9時にロビーから未来のボス(B先生)に電話をしたところ、すぐにロビーまで迎えに来てくれました。そして、固い握手を交わし、研究室訪問の機会を与えてくれたこと、J1-VISAの取得問題(留学準備で悶々の件:こちらは最近になり、やっと解決しました)で色々と交渉してくださったことにお礼を言いました。

B先生から、「長旅疲れただろ。何か飲むかい?近くにスターバックスがあるから行こう。(意訳するとこんな感じ)」と言って下さり、スターバックスでコーヒーをいただきました。その道中、Medical Areaを
案内して下さり、Harvard Medical School(B先生が30年前くらいに通っていた時のことなど)、Brigham and Women's Hospital、Boston Children's Hospital、 Beth Israel Deaconess Medical Center(研究室はこの所属です)の建物などを紹介してくれました。

その後、研究室のB先生のお部屋で1時間くらい話をしたのち、ラボミーティングに出席しました。冒頭、B先生のほうから私を研究室のメンバーに紹介して下さいました。その際、特に自己紹介をするようには言われなかったのですが、ここはやっておいたほうが良いだろう判断し、May I introduce myself?と聞き、Sure.と了解を得てから、朝に考えておいた挨拶をその場で話ました(内容はしっかりとは覚えていないのですが、以下のような感じです。注:文法は間違っているかもしれません)。

Helllo, everyone. Nice to meet you. My name is ***, I'm from Gunma, Japan. I've been working for 11 years as a ***ist, and now I'm a staff ***ist at Gunma University Hospital. I'm very pleased to come here and join your lab meeting today. I'm also very excited that I can start working on a new project together in your lab this August or September. Because I'm Japanese, my English is not very good so far, but I' ll try my best(この文章は言わなくても良かったなとは思ったのですが・・・). Thank you.


B先生のほうから、「日本で***と研究の話をして、その時に感じたが、私の話を十分理解できているし、***は話すのも特に問題ないから大丈夫だ」という話をしてくれ、少し安心したところで、ミーティングが始まりました。ミーティングは約1時間でしたが、必要なところは適宜メンバーそれぞれが意見や質問をしながら、和やかな雰囲気の中で行われていて、ラボの雰囲気が良いことが分かりました。その後、中国から来ているという同じ***istの男性と1時間くらい漢字を使いながら楽しく会話をしました。あまりにうるさかったのか、同じフロアの別の研究室の方に、会話をしている部屋のドアを閉められてしまいましたが
(^_^;)

その後、近くのイタリアンレストランにB先生と一緒に行き、1時間くらい食事をしながら話をした後に、
Beth Israel Deaconess Medical Centerの***ist、medical oncologist(臨床腫瘍医)、pathologist(病理医)による病理カンファレンスに一緒に参加させていただきました。このカンファレンス、おそらく名立たる(名前など分かりませんでしたが)***istの大御所的な先生が何人も参加されていて、彼らの病理学的な知識が豊富なことに驚かされました。B先生も普段から参加されていて、ボストンに来てからも時間が合えば参加することが出来そうなので、臨床を忘れないでいられそうなのは良いように感じました。

その後、研究室に戻ったのち、手があいているラボメンバーと一対一でお話をしました。その中に、日本で6年間研究していた経験のある中国人女性がいて、「日本語のほうがいいかな?」と、本当に親身になって研究室のこと、住まいのこと、子供の学校のこと、保険のことなど教えてくださり、本当にうれしく思いました。また、私がこれまでやっていた研究手技がこれからB先生の研究室でやっていくであろう研究手技とは異なるため、
その知識・手技に乏しく不安に思っていると話したところ、「ボスが非常に親切でいい人なのでラボメンバーもいい人が集まっていること、研究手技やわからないことは誰でも教えてくるので大丈夫だということ、だから心配しないで研究室に来てほしいこと」など伝えてくれました。これを聞いて、本当に安心しました。

その後、B先生のお部屋でお話をしたのち、滞在先に戻り、長かった一日が終わりました。