私は正直、政治に疎く

主義主張があるわけでもなく

無知で世間知らずであることを

先に言っておきます

 

 

「美しい国 日本」と安倍さんが言ったのは2006年

私が結婚して間もない頃だった

 

私が結婚・出産・育児・離婚と駆け抜ける間

安倍さんがずっと一緒だった

(途中、違うけど)

 

 

「美しい国 日本」は

とても印象的でものすごく記憶に残っている

ただその印象は、どちらかと言うとネガティブな(?)感じだった

 

なんて曖昧模糊とした、

何を言っているのかさっぱり分からない

と言うのが印象だったのだ

その上、なんて滑舌の悪い・・・・

 

本当に、そんな感じだったのだ

 

だからテレビで安倍さんを見ると

相変わらず何を言っているのか分からない上に

滑舌悪いなあ。。。と思っていて

(政治に対して何か思えよ、と言うツッコミはなしで。。。)

 

 

 

自分の無知さ加減をさらすのは

本当に恥ずかしいのだが

 

私の中で安倍さんが

ぐっと色濃く立体的になったのは

2020年の4月 「緊急事態宣言」を出した時の会見だった

 

体の中がしんとして

胸を打ったのを覚えている

 

あの頃、毎日毎日安倍さんの顔を見る事になるわけだが

日に日に疲れが濃く表情に現れるようになり

ああこの人、大丈夫かしら。。。と思っていたんだった

 

「うちで踊ろう」の動画を見た時は

夜中、布団の中だったのだけど

1人でにやっとしてしまった

 

 

 

だから12日の選挙速報番組に

「本当なら安倍さんがゲストで来るはずだった」と言う番組を

きっと偶然見て、お菓子なんか食べながら

「あら、相変わらず滑舌悪いし何言ってるか分からないわ」とか思いながらも

でも、なんだか気になって見続けたんだろう

 

 

それが、もうできないんだ

 

あの声は2度と聞く事ができないんだ

もうこの世界にはいないんだ

 

ものすごい喪失感に苛まされている

泣いても泣いても

泣いても泣いても・・・

おさまらない

 

 

ああ、この人はこの世界にもういないんだ

そう思うだけで悲しく

体の真ん中がすぅっと寒くなる

 

こんなことあっていいはずがない

 

もっと生きていて欲しかった