生きていると

人は多かれ少なかれ

”究極の決断”に迫られる

瞬間があると思います。

 

 

いわゆる、

 

 

人生が上手くいっている人

ラクに生きている人は

 

 

究極の決断に対峙した時に

絶対に選択をミスしない。

 

 

でも、

 

 

人生が望み通りでなかったり

常に苦しみを伴う生き方の人は

 

 

究極の決断に対峙した時に

必ずと言っていいほと

肝心な時に選択をミスしてしまう。

 

 

そこで、

 

 

取り返しのつかないことになったり

回復するまでに膨大な時間がかかったりと

とにかくいいことがない。

 

 

先週放送された

阿部寛さん主演の日曜劇場

【DCU】第3話の内容が

 

 

今回の内容の解説に

打ってつけなので

引用して書かせてください!

 

※画像は公式HPからお借りしました

 

 

(以下ネタバレ含みます)

 

 

DCUとは、

 

 

Deep Crime Unit

”手錠を持ったダイバー”という意味で

 

 

海上保安庁に設置された

潜水特殊捜査隊たちの物語です。

(DCUは架空の設定)

 

 

阿部寛さん演じる

DCU第一機動部隊 隊長の

新名正義を始め、

 

 

海上保安庁初の女性ダイバーであり

DCU第一機動部隊のメンバーである

中村アンさん演じる成合隆子のミスにより

 

 

15年前から公安が追っている

テロリスト組織の一人の男を

逃してしまいます。

 

 

逃したテロリストには

治安をも脅かす

重大な秘密が隠されており

 

 

逃した事実は大問題となり、

 

 

上司である隊長の新名(阿部寛さん)

上から厳しく追求されている場面を

偶然見てしまったこと、

(しかも新名は隆子を全面的にかばっていた!)

 

 

この一件が原因で

ロシア高官の来日が見送られ、

隆子(中村アンさん)は重い責任を感じ

罪悪感に苛まれていました。

 

 

罪悪感でいっぱいの

隆子(中村アンさん)

逃してしまったテロリストと

同じ日本語学校に通う

とある女性を見つけました。

 

 

自分のミスのせいで

組織に多大なる迷惑をかけて

 

 

自分をいつも信頼して

めちゃくちゃ可愛がってくれた

直属の上司であり隊長の新名(阿部寛さん)

立場が危ぶまれている猛烈な焦りから、

 

 

その女性からヒントを聞き出すために

怪我をさせかねない行動をとってしまいます。

 

 

こうして、

 

 

罪悪感と焦りと自分責めから

 

 

自分の犯したミスを取り戻したくて

新名(阿部寛さん)の命令に背いて

一人で我流で操作に乗り出すが、

結果はもちろん空振りに終わります。

 

 

見かねた新名(阿部寛さん)

隆子(中村アンさん)

改めて捜査から外しました。

 

 

しばらくの間

資料整理を命じられた隆子ですが

もちろんジッとしているはずもなく

隙を見ては極秘で捜査を進め、

 

 

テロリストは、

海上保安官も進入不可の

海外の領域へ船で

国外逃亡を測ろうとしていて

 

 

怪しんでいた日本語学校の女性も

やはりテロリストの仲間であり

50分後にテロリストの仲間同士で

落ち合うところまで突き止めました。

 

 

既に新名の命令を無視して

独断で捜査に乗り出していた隆子は

 

 

逃したテロリストを確保するために

一人で船で追おうとしますが、

そんな隆子を新名は強く止めます。

 

 

それでも隆子は命令に背き

船を追って出発してしまいました。

 

 

しかし、あと数メートルの所で

テロリストは海外領域に逃げきったため

国外逃亡を阻止することができませんでした。

 

 

隆子を追っていた

サポート隊員たちも含めて

新名は改めて全員に

撤収命令を出しますが、

 

 

そこでもまたもや隆子は

隊長新名の命令に背き

GPSやインカムもすべて外して

一人で船で国境の境界線を越えました。

 

 

テロリストの船に追いついた隆子は

その船に乗り込むとテロリストは

銃に撃たれて倒れていました。

 

 

テロリストのスマホを確認していると

ガタッと音がしたので後ろを振り向くと...

 

 

時差でサポート隊員達が

隆子の船に追いつくころには

テロリストの船も隆子の船も

潮の流れで日本の領域に入っていました。

 

 

そのため、船に突入できた

サポート隊員(横浜流星さん)

船の中を見るや否や泣き叫びます。

 

 

隆子は何者かに

刃物で一突きにされて

亡くなっていました。

 

 

隆子は海外領域に独断で入ると

また組織や隊長の新名に

多大なる迷惑をかけるため

 

 

スマホを使って直前に

 

 

この瞬間にDCUを退職すること

皆への感謝のメッセージ

誰も悪くなくて全て独断で行ったこと

 

 

これらの言葉が音声で綴られていました。

 

 

でも、結果、

 

 

隆子は殉職

 

追っていたテロリスト死亡

 

新名は一連の責任を取って隊長を外される

 

仲間の隊員達も隆子を守れなかった

という自責の念に駆られる

 

組織にも多大なる迷惑をかけた

 

結局事件は何も解決していない

 

むしろ事件が一つ増えた

 

 

という、

 

 

隆子が最も望んでいなかったであろう

犠牲者だらけの最悪の結果で終わったのでした。

 

 

目に見えるものだけが

すべてだと信じていると

 

 

なんで隆子は命令を無視したんだ?

隆子が殉職だなんて可哀相すぎる!!!

 

 

で終わってしまうと思いますが、

 

 

DCU第3話はまさに

”暴走したエゴの話”だと思いました。

 

 

隆子の何が問題だったかって、

 

 

・隊長の命令に背いたこと

・独断で一人で捜査したこと

・テロリストを逃すミスをしたこと

 

 

これらももちろんそうなのですが、

 

 

この件の真髄は、

 

 

猛烈な罪悪感と焦りと

自分責めから動いてしまったこと。

 

 

きっと私が隆子の立場で

かつ宇宙理論など知らなければ

きっと同じことをしていたと思う。

 

 

”迷惑かけるぐらいなら死んでもいい!”

 

 

ぐらいの勢いで

一人で突っ走っていたと思います。

 

 

でも、いかなる理由があっても

 

 

罪悪感から動けば

また罪の意識を感じれる

現実が返ってくる

 

 

焦りから動けば

また焦りを感じれる

現実が返ってくる

 

 

自分責めから動けば

また自分を責めたくなる

現実が返ってくる

 

 

もうこれだけは

絶対的なこの世の真理であり

揺るぎないルールなのです。

 

 

本来の自分と繋がっていない

暴走したエゴに頭を乗っ取られている

状態で動くことは本当に危険。

 

 

【引き寄せの法則①】感情の22段階

【引き寄せの法則②】エゴについて理解しよう

 

 

それでも、私たちは

 

 

とりあえず動けば

きっと幸せになれる

 

 

って頑なに信じてる。

 

 

とりあえず動いても

どれだけ正しいと言われている

行動を頑張ったとしても

 

 

そこに乗っかっている周波数が

 

 

暴走したエゴの声なら

本来の自分の声でないのなら

 

 

酷いようですが

その頑張りはいつまで経っても

報われないのです。

 

 

罪悪感、焦り、自分責めは

酷い時なんて四六時中出てくる

暴走したエゴの声の代表格で、

 

 

本音でも何でもありません。

 

 

隆子はずっと

 

 

迷惑かけたくない

本当に申し訳ない

私のせいで

どうしよう、どうしよう

これからどうなるんだろう

 

 

頭の中はずっと

この思いでいっぱいだったと

思います。

 

 

隆子が思考していたであろう

 

 

迷惑かけたくない

本当に申し訳ない

私のせいで

どうしよう、どうしよう

これからどうなるんだろう

 

 

これらの思考たちは

一見”良い子”に感じると思います。

 

 

だから、

 

 

隆子が殉職したことによって

沢山の人が悲しみ、涙をしました。

 

 

隆子の気持ちが分かる!!!

と隆子を捜査から外した

新名に食ってかかった隊員もいました。

 

 

パッと見た感じでは

 

 

隆子は迷惑をかけた責任を感じて

組織のために挽回しようと頑張っている

 

 

こう汲み取れると思います。

 

 

でも、本当のところは

どうだったのでしょうか?

 

 

ドラマの中の架空の人物とはいえ

亡くなった方にこんなことを言うのは

おかしいかもしれませんし、

 

 

それが全てではないと思いますが、

 

 

正直その判断は

自分のためでもあったでしょ?

 

 

という点が今回の

最大のポイントだと感じました。

 

 

組織、仲間のためって言ってるけど

1mmでも”自分の名誉挽回”の感情は

なかったのかな。隆子はあったはず。

 

 

これが、分離ってやつです。

 

 

直属の上司である新名は

15年前に隆子の兄である

当時の仲間を水中事故で亡くしています。

 

 

だからこそ

海の、水の恐ろしさを

誰よりも知り尽くしているからこそ

 

 

責任感が強く

繊細だけど勝気な

隆子の性格を熟知した上で

 

 

これ以上は絶対にダメだ!!

今のお前が班にいると迷惑だ!!

だからお前を捜査から外す!!

 

 

と一番言いたくなかったであろう

セリフを愛弟子の隆子に言ったのです。

 

 

でも、暴走したエゴに

頭を乗っ取られている隆子は

聞く耳を持たないどころが

独断で突っ走りまくりです。

 

 

その結果、殉職してしまった。

 

 

悲しすぎる・・・。

 

 

でも、隆子の気持ちも分かる。

 

 

究極の決断に迫られた時

取り乱す気持ちは本当によく分かります。

 

 

今回の隆子のケースは、

 

 

自分が一人で船で追いかければ

取り逃がしてしまった

テロリストを確保できるかもしれない

ミスも取り戻せるかもしれない

ただし死ぬ可能性もある

 

 

or

 

 

隊長からは強く待機命令

自らの手でテロリストは確保できない

自らの手で汚名返上はできない

でも仲間が確保してくれるかもしれない

自分が死ぬ可能性は限りなく低い

 

 

こうして二択で突きつけられると

どちらを選ぶのが正解か

本当に分からなくなりますよね。

 

 

パッと見、どちらも正解っぽいし...。

 

 

だったら、

 

 

自分が後悔しない方を選べば?

なんてことを言ってしまいたくなる。

 

 

でも、

 

 

究極の選択を迫られた時は、

 

 

絶対に、、、、

 

 

世界のためになる方を選ぶ!

 

 

これが唯一の正解です。

 

 

確かに、今回の隆子の件は

結果前者を選んだことにより

隆子の罪悪感は少し薄れ

隆子の後悔も薄れたかもしれないけど...

 

 

隆子を取り巻く世界はどうでしょうか?

 

 

誰よりも尊敬していた

直属の上司の新名は降格になり

 

隊員仲間をどん底に悲しませ

 

テロリストも確保できず

 

自身も無念の殉職

 

海上保安庁からすれば

殉職者を出してしまった

 

 

という最悪の結果です。

 

 

これは、

 

 

隆子が世界と分離をして

 

 

世界のためになる方ではなく

自分のためになる方を選んでしまったから。

 

 

今回は15年もの間

公安が追っている手強い相手だし

海外の領域を越える越えないの

非常にややこしい案件

 

 

だから、

 

 

隆子が一人で突っ走るよりも

一旦隆子は冷静にフラットになるまで

命令通り資料整理に専念して

隊長は他の隊員仲間に委ねるべきだった。

 

 

間違いなくそれが世界のためだった。

 

 

世界のために選ぶとは、

 

 

①救える人数が多い方

 

②犠牲者の人数が少ない方

 

 

これに該当する方を選ぶということ。

 

 

一緒に頑張りましょう!!ドキドキドキドキ