寓話の良い所は、余計な装飾を省いて、本質に迫れることだと思います。
Aさんのお店では、時給1,000円でアルバイトを募集し、BさんとCさんがその条件で働くことになりました。
Bさんはお金が欲しいと考え、10時間働き、10,000円を手にしました。
CさんはBさんほど働かなくていいと考え、7時間働き、7,000円を手にしました。
お金を受け取る時になって、Cさんは「Bさんが10,000円貰えて、自分が7,000円しか貰えないのは、自分がこの社会で差別されているからだ」と大声で叫び出しました。
1日働いて、BさんとCさんで受け取る金額が異なるのは、何故でしょうか?
「Cさんが差別されているから」と真顔で絶叫する大人がいるとかいないとか。小学校で学ぶ「比と割合」が理解できていないのかもしれませんね。