※あくまでも個人の考えです。


首都圏以外の人間にとって「東京圏の私立大学がほとんど無価値であること」に我慢できない方が、こんな記事を書いてらっしゃいます。





地方出身の人間が東京の私立大学に行って首都圏で就職するまではいいのですよ。問題はその後です。


人生プラン①

地方から東京の私立大学に行く(4年間で1000万円の費用)→首都圏で就職→首都圏で結婚→パワーカップルという名の馬車馬生活、狭い住居、子供が生まれたら親には頼れず、需要に追いつかない子育てインフラに苦しむ


人生プラン②

地元の国立大学(4年間で300万円の費用)→地元に就職→地元で結婚→親の土地or安い土地に家を建てる、子供が生まれたら親にも助けてもらう、子育てインフラも余裕がある


東京近辺に居住することのメリットは否定しませんが、首都圏に生活基盤を持たない地方出身者にとって、結婚後の住宅コストと子育ての大変さまで考えると、わざわざ高い金をかけて東京の私立大学に行くメリットはない気がします。

何に価値を置くかは人それぞれですが、特段の才能があるわけでもない普通の人間が、結婚して子育てすることを人生の主軸に据えるならば、人生プラン②の方がQOLは高くなると自分は考えます。

ちなみに東京の私大を卒業して地元に就職という手もありますが、東京で遊んで親に無駄金を使わせた穀潰しと生涯に渡って地元で言われる覚悟は必要です。地方での私大はそういう扱いです。




地元の大学は嫌、でも東京の名の知れた国立大学に行くほどの学力はない、都市部で一人暮らしをさせてくれる資力の親には恵まれている、そんな地方在住の高校生には、東京の私大ではなく、勉強を頑張って、最寄りの旧帝大に進学することをオススメしておきます。

そちらの方が、地元でのステータスも高いし、地元での就職にも有利です。地元に戻らず卒業した旧帝大のある大都市で就職し、そこで人生を送る場合でも、首都圏で人生を送るよりはQOLは高いと思います。




本稿で取り上げた、地方の高校を「自称進学校」などと揶揄する記事の筆者や、今までの人生で東京近辺から離れたことのない人間には理解できない人生かもしれませんが、地方在住の人間が東京の価値観で生きる必要もないと自分は思います。